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日本唯一の女性護身術師おりえ先生

女性のなかで「怖い思いをしたことがない」という人は、ほとんどいないのではないか。
暗い夜道で、人のいない路地で、混み合った電車内で、身の危険を感じたことはあっても、どうやったら自分の身を守れるのかわからない。
なにしろ男性は総じて自分たちより体格がよく、力も強い。到底、かなうとは思えない……。

「たしかに真っ向勝負すれば、男性には勝てませんよね。圧倒的な体力差があります。
でも身長155cmの私のような小柄な女性でも、指1本で身を守ることはできるんです!」

とお話ししてくれたのは、おりえ先生。
2014年に硬式空手日本女子チャンピオンに輝き、現在は日本唯一の女性護身術師として女性や子どもに自分の身を守るためのノウハウを教えている。

この日は「日本風俗女子サポート協会」が開催した『風俗嬢さんのための護身術講座』に登壇。
同協会の代表・あや乃さんによると、派遣型の風俗が主流となり、見知らぬ男性とホテルの部屋でふたりきりになる女性たちは、危険な場面に出くわすことも多いそう。
もちろん大半の男性は紳士的に、そして楽しくサービスを受けてくれるが、力ずくで女性を思い通りにしようとする男性もいる。
スタッフに助けを求めても、すぐには駆けつけられないーーそんなときに、どうやって身を守ればいいのか?

これは多くの女性にとって他人事ではない。暴漢に遭ったとき、私たちが取るべき行動とは?
女性に自衛を求めるばかりの社会はあってはならないが、自分を守るのは自分しかいないというシチュエーションは誰にでも起こりうる。

「急に危険な場面に身を置かれると、人は凍りつき、動けなくなります。でも、そんなときこそ自分が危険にさらされている状況を認識し、『何がなんでも逃げる!』という強い意志を持ってください。
でも、実はこれが意外と難しいんです。襲ってくる相手は、女性の心を徹底的に折ろうとしますから。自分の目的を達成するためなら、何だってする人間なんです。
そんな相手から自分は絶対に逃げると強く思うことが大事です」
(おりえ先生)

しかし、逃げようにも、体を羽交い締めにされて身動きが取れなくなっているかもしれない。声を上げようにも、口をふさがれているかもしれない。

「そのままどこかに引きずり込まれたり、車に押し込まれたりする前に、まず、どこでもいいので全力でかんでください!
かむ力というのは女性でも案外、強いものです。もう相手の肉をかみちぎるぐらいの勢いで、全力を歯に注ぐのです。
もしくは、手が自由になるなら、相手の“指1本”を狙います。拘束されているときに手首をつかんではがそうとしても、力の差があり難しい……。
でも、指1本なら、なんとかつかめることがあります。手の甲側にぐいっと、折れてしまうかもしれないぐらいに引き倒しましょう。
かむにしろ指を狙うにしろ、ダメージを与えれば相手の心が一瞬折れます。その隙をついて、全身全霊を傾けて逃げてください!」(同)

体格のいい男性の全身をどうこうすることは、女性には難しい。しかし、全力でかむぐらいなら、指1本を狙うぐらいなら、自分にもできそうな気がする。
このように、おりえ先生が提唱する護身術は、自身のルーツである空手をベースとしながらも少ないステップで構成されているため、イメージトレーニングしておけば、その場では頭を使わずとも動けそうなものばかり。
講座でレクチャーされた護身術の一部を紹介する。

続く

以下ソース
http://www.cyzowoman.com/2017/07/post_146937_1.html

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