ただ、稲田議員を取材してきたある政治記者によると、当初の奇抜ファッションは「長女がすべて選んでいた」という。

「母親への注目が高まってきた数年前、娘さんがテレビで見た彼女の服装についてダメ出しをして、それからは娘さんに衣装代をまとめて渡して服装をそろえてもらうようになったと聞きました。髪形も娘さんの行っている美容室で新たにスタイリングしてもらったのだとか。
もっとも、その娘さんは政治にあまり関心がないような人らしいですけどね」
(同)

稲田議員は2013年、内閣府特命担当大臣だったときの記者会見で、「ゴスロリ」に関しての認識不足を謝罪したこともあり、自身がたまに着ていたゴスロリ系も本人の選択ではなかったことを明かしてもいた。
昨年は長女と一緒にテレビ出演。そのときは娘が確かに「小学生がピアノの発表会に着ていくような服を選んでいる」と言っており、政治と無関係な感覚で娘がコーディネートしていたようだ。

それが身内には好評だったようだが、世間には受け入れてもらえなかったわけだ。
いわば「マニア向け」ともいえた稲田議員は日本国民全員の生命を守る最高責任者には向かない人だったのかもしれない。

終わり