夏が来〜れば思い出す〜〜♪ハイ、きましたセックス特集。
毎年恒例で特集を組む『GLITTER』、昨年から参戦した『Tarzan』も気になるところですが、まずは王道『an・an』からスタートです。

関ジャニ∞・横山裕氏のセクシーグラビアが話題になっていますね。お肌、むっちゃきれい〜。
セックス特集にはムダ毛問題が付き物で、男性の口から「むだ毛って引く」といわせて女性のコンプレックスを煽る商法が私は大のニガテですが、これだけ美肌の男性に「むだ毛とか、絶対に許せないですから」といわれたら、「ですよね!」としか答えられません。
個人的には3年前に表紙を飾った松坂桃李氏のように、上腕にまでうっすら毛が生えているほうがワイルド感あって好きですが!

セックス特集の構成や内容自体は、毎年さほど変わらないんですよね。
人気タレントのグラビア、読者のめくるめくセックス体験記、テクニック解説、お悩み相談、有名作家の描き下ろし短編官能小説(漫画になる年も)……などなどがタイ焼きの型のように並んでいて、餡だけ変えて焼き上げられます。
餡というのは、回答している識者です。各科のドクターや、AV女優男優、アダルト界隈の有名人など、顔ぶれこそ変わっても全体的には毎年同じ形のタイ焼きに仕上がります。

だからこそ、ちょっとした味の違いが気になるんですよね。その年のトレンドもありますし。
今年目についた傾向は、「男性を傷つけない」でした。

「男のほうが実は繊細だから、傷つけるな」という言説自体は、『an・an』にかぎらず大昔からはびこっています。
でもセックス特集においてはこれまで、

「男性をもっと悦ばせるためにご奉仕して!」
「こんなふうに彼の気を惹こう」
「そしたらセックスしてもらえるよ、萎えさせちゃダメ」

といった具合に、いかに男性を興奮させるかに重きが置かれていました。
それが今年は、男性を傷つけないで、というコンサバな姿勢が強く見られるのです。

たとえば、セックスを盛り上げるために彼の欲求にあえてダメ出しをして駆け引きしようと提案する心理カウンセラーは、

「ダメといわれるとしたくなるのが人間の本能。ただ、今の男は拒否されると弱いので、ハードル設定は極力低く。ダメと言いながら、受け入れる体制を見せて」

……ってめんどくさいな!
男性が傷つかないギリギリのラインを見極めながら、彼を挑発しろって難易度高いですよ。

さらに、テクニック解説担当のAV男優・森林原人氏も

「日本人の男は自信がない人が多いんです。峰不二子のように、女性が積極的に性を謳歌しているようなスタイルだと、ハードルが高すぎて萎えてしまう恐れが。
なので、面倒くさいとは思いますが、恥ずかしさや頼りないを全面に出しつつ上手に攻めて」

とレクチャーします。極意として「何かにつけて恥ずかしがれ」といい切ってもいます。
同じページで「イク演技はしないほうがいい」といいながら、でも恥ずかしい演技、頼りない演技はしたほうがいいって、不思議〜。

しかもそれをしながら「女性から攻め」なきゃいけないんです。
このページのタイトルは「二人でさらなる高みに昇りたい!必勝テクでセックススキルをUP」ですが、自分を押し殺しながら一緒に昇天って至難のワザじゃない?

ほかにも無理に潮を吹かせようとする男性は女性に不評といいながら、「でも、そこを否定すると傷つく男性もいるので、伝え方には気をつけてほしい」といい、男性の自尊心を満たすための腰使いを提案し……。
これって、「俺を興奮させて気持ちよくしてほしい!」という男性より、「俺を傷つけずに気持ちよくしてくれるのがベストだよね」という男性のほうが主流になりつつあるということ?
前者もイヤだけど、なんだか「日本、大丈夫?」感が強いです。

続く

以下ソース
http://mess-y.com/archives/51179

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