近年の中東イスラム圏において最も厳格、まさに右派のムスリムを謳う男たちが支配しているのがサウジアラビアである。
2015年になってやっと女性の地方議員が誕生したが、国政参加はまだ認められていない。
男尊女卑が半端ではないこの国から飛び出したある夫婦の離婚の話題が今、世界のメディアの関心を集めているようだ。

パキスタンの『The News International』もそれを伝えた一社だが、封建的で男尊女卑の結婚観がよく非難されるパキスタンの人々もこの離婚の話題には呆れているという。

国民のほとんどがイスラム教徒とはいってもトルコ、エジプトなどはマイルドイスラムとして欧州の文化をかなり取り入れており、インドネシアやイスラム教が国教のマレーシアでも旅行中にムスリムからの強い拒否感を受けることはまずない。
一方、古くからのイスラムの教えや慣習にあくまでもこだわるサウジアラビアでは女性は運転もできず、ほとんどの学校で体育の授業に参加できない。
そのうえ家族以外の男子、男性と会話できないため縁談は親や兄、親類が持ってくる。理不尽な理由で常に抑圧されている女性たちを案じ、国際的な人権擁護団体が常に監視と抗議行動を繰り返している状況だ。

これだけ女性の権利を奪っておきながら一夫多妻制まで認めているこの国では、男性の浮気はむち打ちで済むが女性のそれは死刑か終身刑となる。
このたびの話題はまさに男性天国ともいえるサウジアラビアの日刊紙『Al Watan』が伝えたもので、夫(氏名などは明らかにされず)は「私が繰り返し注意したにもかかわらず、妻はそれを守らなかった。だから離婚を決めた」と主張しているとのこと。

それは妻が彼の横や前を歩くこと。

女は男の数歩うしろを歩くものと信じてやまない夫にとっては我慢ならない行為であったそうだ。
これに加えてアラブ首長国連邦のメディア『Gulf News』は、足首にアンクレットをしていたことが気に食わないと新婚旅行中に離婚を突き付けられた妻、大事な客を迎えた夜のメインディッシュに最も重要な“羊の頭”を添えなかったために離婚を突き付けられた妻の例も伝えている。

近年のサウジアラビアで離婚は結婚2年以内が圧倒的に多く、新婚早々でもカウンセリングの需要は増えるばかり。
身内が持ち込む縁談で若くして結婚するため、フラストレーションを溜めている妻と精神的に未熟な夫はあっという間にギクシャクしてしまうのだろう。
離婚率はすでに6割を超えたとの報告もある。

サウジアラビアで結婚を含む各種の相談に乗っているラティーファ・ハミッドさんは、「特にここ2年で離婚件数は急増しています」と話している。
テクノロジーの進化など近代化の波が暮らしの中に押し寄せたのに、女性たちは相変わらず封建的な精神で縛られている。
そのギャップが原因ではないかとし

「将来わが子に円満な夫婦生活を営んでほしいと願うなら、まずは各家庭や学校がそれをしっかりと教育するべきです」

と述べている。
ジェネレーションギャップ、宗教、社会通念の影響が大きい国だからこそ、幼いうちに見る親の後ろ姿が重要になるのだろう。

ところでクウェートは中東イスラム圏にしては珍しい「結婚=女尊男卑」の国である。
ほとんどの結婚披露宴が新郎以外の男子を禁制としており、華やかなドレスに身を包んだ女性たちが歌って踊って大騒ぎする。
この国ではかつて食べ方が下品、歯磨きの絞り方が嫌いというだけで妻が夫に離婚申請という話題が伝えられたこともある。

以下ソース
http://japan.techinsight.jp/2017/08/post-417689.html

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