【社会】ポン中だって恋したい! “白馬の王子”に夢中!?「女囚たちの愛読書」[08/28] [無断転載禁止]©bbspink.com
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0001逢いみての… ★2017/08/28(月) 01:48:01.60ID:CAP_USER
覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

今年の夏は、7月は暑かったけど、8月の朝晩は寒いくらいの時もありましたね。ホンマお天気だけは、どうしようもないですね。

ムショや拘置所といえば「夏は暑くて冬は寒い」場所の典型で、とにかく夏は暑かった記憶しかありません。
布団敷いて寝てるのに、朝には布団の下の畳が汗で濡れてしまうという始末……。
毎夏に貸与されるうちわでパタパタとあおぎ、暑い空気をかき回していたものです。

それでも女子刑務所はマシなんですよ。男子刑務所は、よく死人が出ないなあという感じです。

そして、涼しくなってくると、「読書の秋」がやってきます。
シャバでは本どころか文字が読めないようなレベルのコたちが、ムショでは必死に字を覚えることも珍しくありません。
まあ塀の中は「とにかくヒマ」だからなんですけどね。

本は、基本的に親族などからの差し入れに頼ります。
届いた本は、本来「規律違反」なんですが、同じ房のコたちにも貸してあげて、みんなで読んでいました。
施設内には「官本」(かんぼん)といって、備え付けの本もあります。
これがまた昭和時代の本ばっかりで、めちゃめちゃ古くて汚かったですね。

今年はついに「実ドキュ」こと「月刊実話ドキュメント」(マイウェイ出版)の休刊が発表されました。
ヤクザを扱う雑誌を作っている会社には銀行がお金を貸してくれないのだそうで、それも失礼な話ですけどね。

女子刑務所では、「実話時報」(竹書房/こちらもとっくに廃刊)や「実話時代」(三和出版/こちらは健在)などよりも「実ドキュ」のほうが人気でした。
企画も組織(暴力団)の人事は少なめで、結構、読者目線だったんです。
特に、「拘置所通信 塀の中からの真実の叫び」はみんな読んでいて、私も投稿して掲載されたことがあります。
接見禁止処分を受けている時などは、弁護士に頼んで投稿してもらえることも人気の秘密でした。
まあ内容は結構しょうもないんですが、それでもうれしかったです。

あとは、「出すに出せない一通の手紙 塀の中のあの人へ…」も好きでしたね。
当時の彼からの励ましの手紙が掲載されていたことがあって、「いつまでも待ってる」とか書かれて、もう泣いちゃいましたね。

当事者にしかわからへんように「○○の□□ちゃんへ」みたいに書くんです。
それと、巻末の「逮捕者一覧」に知り合いが出ているかどうかも、いつもチェックしてました。
「うわー。○さん、殺人教唆ってアカンやん」みたいな(笑)。

こういう実話系の雑誌は、広告もおもしろいのが特徴でしたね。
ハゲやED(勃起不全)の薬とか、スタンガンとか防弾ベストとか催涙ガスとかが普通に並んでるんです。

身内にヤクザが関係していない懲役は、よくも悪くも、もっと「女子らしい」本を読んでます。
人気があるのは、やはり「女性セブン」(小学館)や「週刊女性」(主婦と生活社)「女性自身」(光文社)といった女性週刊誌やレディスコミックなどですね。
私も獄中で初めてレディコミを読みましたが、エロくてエロくて、おかしな気分になりそうだったので、控えめにしてました。
あとは嫁と姑のバトル、実話の怪談「ほんとにあった怖い話」(朝日新聞出版)なんかもみんな好きでした。

続く

以下ソース
http://www.cyzowoman.com/2017/08/post_150737_1.html

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0002逢いみての… ★2017/08/28(月) 01:48:41.67ID:CAP_USER
そして、特に人気があったのは、王道ラブロマンスの「ハーレクイン・ロマンス」(ハーパーコリンズ・ジャパン)のシリーズです。
『御曹司のプロポーズ』とか『億万長者の花嫁』とか、そういうタイトルの小説で、最近は漫画化もされているようです。

最初は私も「ポン中のくせに、白馬の王子に憧れるんか!」「そんなもん、私たちは護送車がお迎えやん。腰縄と手錠付きで!」とかバカにしてましたけど、読んでみたら、わりとおもろかったです。
さすがロングセラーですよね。興味がある方はお試しください。

まあ私の場合は『血と骨』(梁石日/幻冬舎)とか『新宿鮫』シリーズ(大沢在昌/光文社)とか『不夜城』(馳星周/KADOKAWA)とかのハードな感じが好きでしたけどね。
現実も非現実的な生活のときも、常に気持ちはハードボイルド!! ってことです。

出所後もちゃんと読書を続けたら、もっと違う人生を歩めたかもしれませんが、もちろん出たら全然読みません。

終わり
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