以前にも書きましたが日本は古墳時代から平安時代は妻問婚(つまどいこん)、つまり男が女の家に通う結婚の形式でした。
妻問婚については日本の神話にその起源が記してあります。
御存じのように日本列島はイザナギ、イザナミという男女の神様によって産まれました。
古事記には二柱の神様が日本を産み落とす様子が描かれています。
古事記によると最初、二柱の神様は国生みに失敗なさいました。
この時、神様はお互いを見つめ合い、イザナミが、「ああ、なんて愛おしいお方」とイザナギに呼びかけました。
この言葉を受けてイザナギが、「おお、なんて愛おしい乙女なのだ」と応じたのです。
このやり取りの後にイザナギは女であるイザナミが愛の告白をしたのはよくなかったと後悔しました。
後悔してから二柱の神様はまぐわいましたが、イザナギの危惧が的中し、産まれたヒルコと淡島は流れてしまいました。
イザナギとイザナミはうまく子供を産むことができなかった理由を高天原の天つ神様にお伺いしました。
案の定、天つ神様は女が先に愛の言葉を言ったのはまずく、男から言い直せとおっしゃいました。
イザナギとイザナミは今度こそと思い、イザナギから、「おお、なんて愛おしい乙女だ」と呼びかけ、「ああ、なんて愛おしいお方」とイザナミが応じて二柱の神様はまぐわいを始められました。
結果、淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、本州の順で産み落とすことができたのです。
男から問いかけを行う妻問婚の起源を示す神話とされています。
ところで、二柱の神様はどのような体位でまぐわわれたのでしょうか。
正常位と思いきや、日本書紀の記述から後背位であったことがわかります。
もっとも、露骨にバックからやったとは書いてありません。
セックスのやり方を知らないイザナギとイザナミが途方に暮れていると、鶺鴒(せきれい)がつがいで飛んで来て交尾をしました。
二柱の神様はそれをご覧になってまぐわい方を学ばれ、無事交合を果たされたのでした。
鶺鴒、つまり、小鳥は後背位でまぐわいます。
すなわち、日本列島は二柱の神様の後背位でのセックスによって誕生したのです。日本誕生の背景です。
以下ソース
http://www.dansen-web.com/article/detail/7890140/
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