戸叶和男の『日本奇習紀行』

今年も多くの人々が夏のバケーションを満喫したかとは思うが、そうした際に、まったく土地勘のない場所を訪れる場合は、少々留意しておきたいことがあるようだ。

「ここいらは海があるもんだから、夏になるとよその人がかなり来るけどもね、そういう人らからすれば、信じられないことだろうね。
もっとも、そんなことをやっていただなんて知られてしまったら、誰も観光になんか来やしないだろうけども」

余所者が決して垣間見てはならぬという“村の習慣”についてそう語り始めたのは、東海地方のとある沿岸地域に住む田村吉蔵さん(仮名・73)。
田村さんの話によると、彼が生まれ育ち、今なお、暮らし続けているそのひなびた漁村には、かつて、奇妙な習慣が存在していたという。

「ここいらというのは、もともと漁師町でね。今でこそそういう気配はあまりなくなってしまったけれども、昔は荒くれものが多くてね。
そういう男衆っていうのは、絶えず女に飢えているものだからさ、一人旅の女なんかを見かけると、誘拐っていうわけじゃないんだろうけども、さらって犯してたっていうね。
そういう場所なんだよ、ここいらは」

女っ気の少ない土地柄なのか、彼ら海の男たちは、色町にいる“プロ”の女性だけでは飽き足らず、しばしば近隣の地域に出向いては、一人旅中の女性などを狙って誘拐。
集団レイプに近い行為をたびたび引き起こしていたという。

しかしこうした被害が頻発していたにもかかわらず、当地において漁業は基幹産業であったせいか、その担い手である漁師たちの機嫌を損ねることは許されず、誰しも見て見ぬフリを決め込んでいたというのだ。

「まあ、暗黙裡っていうのかね。女が連れ去られる現場に出くわしたって、誰一人咎めやしないし、むしろ口裏を合わせて誤魔化す決まりになっていたそうだよ。
それで、さんざっぱら犯し尽くすと、男が飽きて、女を捨てる。そういうのの繰り返しだったと聞くね」

こうした海の男たちによる女性の誘拐と暴行は、昭和20年代後半まで、平然と続けられていたという。
現代の我々からすれば、にわかに信じがたい蛮行であるが、今なお、この国のどこかには、こうした外部からはわからないローカルルールが存在していないとも限らぬだけに、見知らぬ土地を訪れる際には、くれぐれもご注意頂きたいところだ。

以下ソース
http://tocana.jp/2017/09/post_14063_entry.html

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