セックス前の前戯の際、「あ、濡れてる!よしよし感じてきているな」と、女性が快感を得ているかどうかの確認作業として、膣の中に軽く指を挿入する方もいるでのはないでしょうか。
快感を得て思わずジュンジュワ〜と愛液が溢れてしまう…それこそが「愛液」です。

しかし、「今まで、女性の膣内はいつも濡らしてきたぜ〜(ドヤァァ)!」と言う男性には残念なお知らせです。
膣内が濡れているからといって、感じている(快感を得ている)というわけではない、ということはご存知でしょうか。
今回は、膣から分泌される液体についてお話したいと思います。

そもそも膣内は、一般的には37度以上38度未満に湿度を保ち、雑菌の繁殖などを防ぐ自浄作用がある「膣内分泌液」で常にウェットな状態です(“膣の汗”とも言われています)。
興奮することで温度が上昇し、膣内が充血していきます。これによって、膣壁周辺の毛細血管から水分が漏れる…。これが女性の膣が濡れるメカニズムです。

「やっぱり、興奮して濡れてるんでしょ?」と思う方もいるでしょう。その通りです。
ただ、興奮=快感とは限りませんよね。興奮した状態を想像してみてください。たとえば、怒っているとき、強引なセックスなど、恐怖を感じたときにも、アドレナリンが大量に分泌され、生理的に極度の興奮状態になります。こういった状態でも膣内は濡れます。

女性にその気はないのに、強引にキスやカラダを弄られ、「拒んでるけど、濡れてるよ。カラダは正直だね」なんて展開は、AVやエロ漫画で見たことのある描写ではないでしょうか。
この影響もあってか「口ではイヤと言っていても、濡れてるんだから、感じているんだろう」という認識の方はいるのではないでしょうか。
もしかしたら女性側も、「濡れているということは、本当は気持ちいいのかな?」と勘違いしている方もいるでしょう。
お互いに気持ちいいセックスをするために行ってる前戯やセックスで感じる興奮状態は性的興奮であることは間違いありませんが、「快感によって濡れている」のではなく「興奮によって濡れている」という大きな誤解は、気持ちいいセックスをするためにも、理解しておくべきことだと思います。

続く

以下ソース
http://www.cyzowoman.com/2017/11/post_161819_1.html

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