ED治療薬(PDE5阻害薬)の有効率は70〜80%。また、狭心症の薬(硝酸薬)を飲んでいると併用できない。
ED治療薬が効かない、使えない場合、ED診療ガイドランが第2選択としているのが「ICI(海綿体注射)療法」だ。

どんな治療法なのか。ICI療法の治療経験が豊富な「ファイトクリニック」(東京・新橋)の林雅之院長が説明する。

「ペニスは、尿道の上側左右に陰茎海綿体があり、そこに血液が流入、充満して勃起が完成します。
ICI療法は、セックスの直前に陰茎海綿体に血管拡張薬を注射して、ペニスへの血流を増大させる治療法です」

通常の勃起は、ペニスの血管内皮細胞からNO(一酸化窒素)が放出され、サイクリックGMPという物質が産生されて血管が拡張する。NOの放出には“性的刺激(興奮)”が必要になる。
一方、ICI療法はこれらのメカニズムとは関係なく、薬で強制的にペニスの血管を拡張させるので、性的刺激がなくても勃起するのが特徴だ。

「重度の糖尿病や性欲低下(性的興奮が弱い)で、ED治療薬が無効な人でも9割以上の人に満足のいく勃起が得られます。
また、脊髄損傷、直腸がんや前立腺がんの手術などで勃起神経が障害された人でも高い有効率が見込めます」

しかし、飲み薬と違ってハードルが高いのは、ペニスに自己注射するということ。
世界約80カ国で認可されている比較的ポピュラーな治療法だが、先進国では唯一、日本だけ承認されていないので患者と医師の自己責任で行われているのが現状だ。

では、どのような手順で処方されるのか。

「初診時にテストを兼ねて、実際の注射の仕方を指導します。具体的には、ペニスの根元から2センチ離して斜め10時か2時の方向に約8ミリの針を垂直に刺して、0・5ccほど薬剤を注入します。すると5〜10分で勃起し、1時間半から2時間持続します」

薬剤は数種類の血管拡張薬を組み合わせるが、その配合の比率は患者の年齢、EDの度合、持病の有無などによって異なる。要望があればペニスの硬さや持続時間の微調節もできるという。

「『ペニスに注射』というと怖いイメージがありますが、最初だけです。針の太さは髪の毛ほどの極細で、刺したときの痛みはほとんど感じません。
薬を注入するときに軽い鈍痛を感じる人もいますが、すぐに慣れます」

ただし、副作用として勃起が4時間以上治まらない「持続性勃起」を起こす人がごくまれにいる。
その場合には、血管を収縮させる薬の服用や血液を吸引する処置が必要になるが、初診時のテストで確認するのでほとんど心配はないという。

薬剤は注射器に入れられた状態で処方される。それを自宅に持ち帰り、普段は冷蔵庫に保管する。
使用期限の目安は約1カ月。費用(自費)は医療施設によって異なるが、同院では1回分(注射1本)で6000円だ。

以下ソース
http://www.zakzak.co.jp/lif/news/171201/lif1712010005-n1.html

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