女性は基本的に“白馬の王子”を待つ存在なのだろうか――。
最新の研究では女性はこれまで考えられていたよりも積極的に“王子”たちを引き寄せ、えり好みさえしている可能性が指摘されている。

中学の理科で習う「メンデルの法則」だが、極めて簡単にいえば2人の親からどんな遺伝子をもつ子どもが生まれてくるのかは単純な確率の問題ということだ。
例えば両親が2人ともブラウンの瞳(ヘテロ接合)の場合、ブルーの瞳の子どもが生まれる確率は25%である。両親の一方がブラウンの瞳(ヘテロ接合)で、もう一方がブルーの瞳(ヘテロ接合)だった場合、その子どもの瞳の色は半々の確率になる。
つまりどんな子どもが生まれるのかは単純な確率の問題であり、受精において女性の子宮の奥にある卵子は、精子がやって来るのをただじっと待っているだけの存在である。
これはメンデルの法則のうちの「分離の法則」であり、受精は完全にランダムな出来事であると考えられているのだ。
女性の願望として根強いものに、待っていればいつか素敵で頼もしい男性がやって来るという“白馬の王子”願望があるが、これも女性が原則的に“待つ身”の存在であることを示すものなのかもしれないのだが……。

しかしこのメンデルの法則に修正が加えられることになるかもしれない。
パシフィック・ノースウエスト研究所のジョセフ・ナドー博士が先ごろ学術ジャーナル「Genetics」で発表した研究では、受精は完全にランダムなものではない可能性が指摘されている。
ということは、卵子はただじっと“待つ身”の存在ではなかったということにもなる。

“白馬の王子”の来訪をひたすら待つという女性もいるのかもしれないが、その一方で自分の魅力を高めてこちらを振り向かせようとしたり、“恋の駆け引き”を仕掛けたりと積極的に打って出る女性もいる。
今の時代なら女性のほうから男性に声をかける“逆ナンパ”も珍しくはないのだろう。

ナドー博士の研究はそんな積極的な女性を後押しするものになるかもしれない。
マウスを使った交配実験で、母親が特定の遺伝子を持っている場合、ある特定の遺伝子の組み合わせになる確率がはるかに高いことが確かめられたのである。
つまり受精はランダムではなく、場合によっては母方の影響力が強く及んでいるということになる。

実験ではマウスにおいて精巣がんのリスクをはらんでいる2つの遺伝子(Apobec1、Dnd1)が、オスとメスのそれぞれの組み合わせでどのように子どもに遺伝するのかを探っている。
その中でメンデルの法則に従えば75%の高い確率で生まれてくるはずの遺伝子パターンの子どもが、実際には27%しか生まれない組み合わせがあることが判明したのだ。
この結果を受けてナドー博士は、受精はランダムに行われているのではなく、卵子が精子を選ぶことができるメカニズムがあるはずだと結論づけている。
メンデルの法則はおおむね正しいのだが、遺伝子的に偏った受精パターンもあるということだ。

「これは女性のパートナー選びと同じことです。先入観によってこれまで見えていませんでしたが、(今回の研究は)受精プロセスについて極めて異なる観点をもたらすものになります」
(ジョセフ・ナドー博士)

“白馬の王子”は出会いにおける男性の自由意志の象徴のようにも見えるが、その実、裏で女性のほうが糸を引いて王子を引き寄せているケースも考えられる。
カップル成立において最終的には女性が決定権を持っている場合が多いように、卵子も精子を選んでいるといわれても確かに不思議ではなさそうだ。

もはや“待つ身の女”は昭和歌謡の歌詞に閉じ込められた“死語”かもしれない!?

以下ソース
http://tocana.jp/2017/12/post_15279_entry.html

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