元成公へ直茂公御話に、「上下によらず、時節到來すれば家が崩るゝもの也。その時崩すまじきとすれば、きたな崩しをする也。時節到來と思はゞいさぎよく崩したるがよき也。その時は抱へ留むる事もあり。」