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今日も異常に色っぽいぞ!

「#Me Too」運動が盛んになって、改めて“自分がされてきたこと”を振り返る女性も多いのではないでしょうか。私はAV女優なので、セクハラもクソもあるもんかという態度で接してこられることは決して少なくはなく、性を生業としてる身だからこそ「まぁこれくらいは言われてもしょうがないかな」と受け入れてきたシチュエーションも何度かありました。
私が「ただの下ネタだね〜」と笑い飛ばせるような可愛げのある言葉であっても、その“不快”の線引きは受け取る側によって異なるし、話す人や言い回しでもその印象は大きく異なります。私の感覚はだいぶ麻痺しているので、他の女性だったら傷つく言葉であっても別に何も気に留めないこともあれば、逆に、他の人なら気にせず笑い飛ばせることになぜか傷ついて、しこりみたいにずっと残ってしまうことだってありました。

いろんな価値観があるのだから当然の話だけれど、この“一線”というのは、セクハラ問題においてとても大事な判断基準になっているのではないでしょうか。
もはや気にしてもしょうがないことではあるのだけれど、「しょうがない」で済ませていいのかな、と疑問に思うようなこともあって。この何気ない「え?」を積み重ねて、ほこりが溜まって、いざ掃除しようかなと向き合った時に「あれってやっぱりおかしかったよな」と確信することになります。

性的に不快な扱いを受けた時、それを咀嚼して意味を飲み込むまでには多少の時間がかかるのも、「自分はそれくらいも許せないなんて、寛容じゃないのかな。気にしたくないな」と自問自答するからなのかもしれません。
最近だと、とある収録の休憩時間、番組内では比較的、偉い立場にいらっしゃる方から「まなちゃんって、水をたくさん飲むよね〜。さすが、水商売の人ですね!」という、返す言葉を見失うほどの意味不明な発言に呆然としたことがありました。その人はAV業界の人ではありません。
その方は他にも「実際、胸って何カップなの? 公表しているプロフィールと違うでしょ? 俺にだけ教えて!」「(打ち上げの時、「翌朝、仕事が早い」という理由で参加を断ったら)二次会に参加しないの? 絶対、明日、早くないでしょ? Twitterで起きてるか確認するよ? どうせこの後、マネージャーとラブホテルでエッチしたいだけなんでしょ」などと平然と言うのです。
一度カパっと頭を割って、思考の回線を正確に繋ぎ合わせてあげたいと本気で思ったけれど、虚しさに、否定するのも会話の相手をするのも、すべてがばかばかしくなってしまいました。

他の女性共演者にはこんな会話を絶対にしていないこともわかっていて、職業も含め下に見られているんだなぁ……と最初は純粋に腹が立ち、この人の犠牲者になる人はこの先もいるのだろうなと思っていたら、職業的に差別されている私とこの人とどちらのほうが人間的に害なのだろうか、と思考を巡らせたこともありました。
私の頭の中で「人として無理」と思った瞬間、確実に距離を取るようにするのですが、大体そういう人って、向こうからわざわざ近づいてきては、誰にも聞こえないような小さな声で囁いてきて、本当に悪どい……。さらに奴の化けの皮を剥がし、醜く切り刻んで己に食わせてやりたいと憤慨する時の、自分のあのエネルギーったらもう、すごい嫌だ……。

続く

以下ソース
http://mess-y.com/archives/60650

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