ボクシングからオートレースの世界へ−。藤本がデビューしたのは３０歳のとき。初勝利まで１カ月と２０日を費やしたが、昨年８月に地元・伊勢崎で待望の初Ｖを達成すると、大みそかには森且行が優勝したＧＩＩ格のＳＳシリーズ（川口）で準優勝。藤本にとって充実した一年となった。
この好成績で、昨年１０月には初のＡ級２０４位にランクイン。そして、今年４月からはＡ級１０５位と着実にステップアップしている。
「この一年で成長したと思います。エンジンが出れば、乗れる自信がつきました」
デビューから４年あまり結果を出せなかった藤本を発奮させたのは、昨年７月にデビューした第３３期の後輩の存在だった。
「先輩の立場で何か言わなければならないときに、自分が駄目だったらいけないかなと。後輩が入ってきたのは刺激になりました」
今年はまだ結果を出せていない。「よかったときを１００点とすると、今は６０点。でも、それほど悪い感じではないんですよ。アシ回りやエンジンがうまく合ってくれれば…。どのハンデ位置になっても戦える、安定したエンジン作りをしたい」と課題を口にする。
ボクシングで鍛え上げた強靭（きょうじん）な精神力は誰にも負けない。昨年以上の活躍を見せて、存在感をアピールする。（山本ひろみ）
藤本 梨恵（ふじもと・りえ）
１９８３（昭和５８）年３月１１日生まれ、３４歳。埼玉県出身。
２０１３年７月に第３２期生として登録。０６年ＪＷＢＣ日本フライ級王座、０７年同バンタム級王座、０９年ＯＰＢＦ女子東洋太平洋スーパーフライ級チャンピオン。
趣味は釣り。
１メートル６１、４９キロ。血液型Ｏ。
以下ソース
http://race.sanspo.com/autorace/news/20180220/atrnws18022004570004-n1.html
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