イケメンや美女であることが収入という点でも有利にはたらく事実は過去の研究でも明らかになっているが、つい最近、「外見にまったく魅力のない人は、魅力あふれる人よりも稼いでいる」という新たな調査結果が示され、英紙「Daily Mail」をはじめとする海外メディアが驚きをもって報じている。
社会生活において、外見が魅力的な人、要するに美人やイケメンほど“得をしている”ことはこの世の誰しもが認めるところだろう。過去の調査では、見た目の美しさが自尊心や社会的なスキルを高めることにつながるうえ、雇用者からは高い能力があると見なされることで、より高い賃金を得られる傾向にあることが判明している。

だが、人々の美醜と収入の関係は、実際にはそう単純なものでもないらしい。今年2月に学術誌「Journal of Business and Psychology」に掲載された論文によると、「非常に魅力的でない」人々は、「魅力的でない」「平均的な見た目」さらには「魅力的」な人々よりも稼いでいるというのだ。
この研究はアメリカ人の若者2万人を追跡調査したもので、被験者が16〜29歳までの時期に自宅で3度面接を行い、その時々の収入などのデータと身体的な魅力について記録を取った。先行研究では外見の魅力が平均以下の人々を1グループにまとめてしまうことが多いのだが、この論文では細かいグループに分けて扱っている。

29歳時点の収入と、それより以前の外見的魅力に相関はあるか? この調査でも魅力と収入にはおおよそ正の相関があることが分かったが、意外な事実も判明する。「非常に魅力的でない」グループだけには異なる傾向が見られたのだ。なんと、このグループはそれよりも魅力があると判定された人々より有意に高い収入を得ていたのである。

なぜ、そのような逆転現象が起きたのか? 原因としてまず考えられるのは、働いている業界や分野が違うのではないかという可能性だ。だが、調査結果からはそのような違いは見られなかった。それどころか、同じ業界内でも「非常に魅力的でない」グループは他のグループより多くの収入を得ていることが示されたのだ。
この現象の説明として、研究者らは「経験への開放性 (Openness to Experience)」と「やりぬく力(grit)」の関係を指摘している。経験への開放性とは、新しい物事や経験への好奇心や寛容性を示すのだが、魅力的でないグループはこの指標への評価が低いのだという。つまり、新しい経験への興味や関心が乏しいのであるが、それは一方で、脇目を振らずに一つのことに取り組み続けること(やりぬく力)につながる。一つの仕事に専念した結果、専門的なスキルが高くなり、結果「非常に魅力的でない」人々の収入の増加につながったのではないか、というのが研究者らの推測である。

なお、調査対象となった2万人のうち「非常に魅力的でない」とされたのはわずか数百人に過ぎない。論文の著者らは今回の結果について、今後も調査を続けるとしている。
興味深いのは、容姿が平均以下の人々をひとまとめにした場合には今回のような結果が出ないことだろう。「非常に魅力的でない」人々にのみ収入が高くなる傾向が表れることには、いろいろと想像をかき立てられる。果たして彼らの持つ真の強みとは一体何なのか? 今後の調査結果に期待したい。

以下ソース
http://tocana.jp/2018/04/post_16704_entry.html

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