なぜ、女の大量殺人鬼は男と比較すると極端に数が少ないのか――? トカナが報じてきた数々の歴史的シリアルキラーたちも、たしかに男が圧倒的多数を占める。この謎に海外科学メディア「Live Science」が挑み、いくつかの考察を加えているので紹介しよう。

4月3日午後、米カリフォルニア州サンブルーノにあるYouTube本社から無差別発砲の通報を受けた警察が現場に駆けつけた。銃を発砲した犯人は、ナジム・アグダム(39歳)だった。アグダムは現場で自殺、4人の被害者は近くの病院に運ばれた。
アグダムの動機はいまだ調査中とされる。しかし、自分の動画がYouTubeの検閲によって閲覧されなくなったと家族に強い不満を示していた。またアグダムはイランではネットの有名人だったが、米国での生活に溶け込めなかったという報道もある。アグダムは熱心なボディビル信奉者で、鍛え上げられた肉体の持ち主だったが、YouTube本社に乗り込む前には、射撃場で練習していた事も判明している。
最近この類いの無差別発砲事件が連続している。そのため、人々は事件にそれほどショックを受けなくなってきた。しかし、今回の無差別発砲事件には驚くべき側面が1つある。それは犯人が「女」であったことだ。

人間行動学の専門家によると、女性が暴力的になる確率は男性よりはるかに低い。米国の統計では無差別殺人事件の犯人の96%は男性、わずか4%が女性である。人類の発達と暴力を研究しているシカゴ、ロヨラ大学の心理学者ジェームス・ガルバリーノ氏は、「女性の大量殺人犯は非常に稀で、研究材料も少なすぎる」と話す。
犯罪司法の教授であるアダム・ランクフォード氏によると、女性が殺人者となる時、銃器を選ぶ可能性は男性よりもかなり低い。女性が殺人をする場合、多く使われるのが毒殺(40%)、火災による殺人(20%)だ。そのため、今回のYouTube銃撃事件の容疑者アグダムは、非常に珍しい存在であると言えよう。
今回のYouTube銃撃事件の他に、米国で起きた女性による大量銃撃事件は1件しかない。2015年にカリフォルニア州サンバーナディーノで起きた事件がそれだが、犯人は夫婦で、夫が事件を主導した可能性が高い。

もちろんほとんどの男性は、人を殺すことなく人生を送る。しかし生物学的男性と成熟化する社会が組み合わさることによって、男性はより暴力に走りやすい傾向を見せるという。ガルバリーノ氏は、「男性がより暴力的な傾向を持つのは、世界中のほとんど全ての文化に見られる」と述べる。この問いに明解な答えはなく、考えられていることは下記の理由である。
最も納得しやすい説明は、進化論的なものかもしれない。人類が数十万年の進化を遂げる中で、男性は攻撃的であることで「勝者」となってきた。チンパンジーは霊長類の中で人間に最も近いとされるが、チンパンジーの雄にもやはり暴力への傾向が見られる。暴力は、男性としてのステータスを生むのだ。それは映画の中でいかに多くのアクションヒーローが、見目麗しい女性を獲得できるかを見ればわかるだろう。
そして何より男性の場合は、男性としてのステータスが欠如すると、生殖のチャンスを逃してしまう可能性が生じる。

研究者によると、性的欲求不満と大量殺人には関連性がある。多くの無差別殺人者は女性、そして女性との関係をうまく保てる同性への嫌悪を示した声明を残しているという。
また性的欲求不満は多くの男性テロリスト、特に厳格な宗教的信仰を持つ男性にとって、動機となる可能性が大きい。アメリカ同時多発テロ事件の首謀者、モハメド・アタの友人や家族は、彼は非常に恥ずかしがり屋で女性への欲望を抑圧していたと明かしている。2009年に起きたデルタ航空機爆破テロ未遂事件の犯人(23歳)も、性的衝動の抑圧をジハード(聖戦)にすり替えたと考える識者は多い。

続く

以下ソース
http://tocana.jp/2018/05/post_16946_entry.html

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