近年ではシベリアの永久凍土に眠る大昔のマンモスから、クローン技術で現代によみがえらせるという研究が行われているが、一部科学者たちの探究心はマンモスのみでは飽き足らず、驚くことに恐竜やネアンデルタール人までもが蘇生対象になっているという。


著名な遺伝学者のジョージ・チャーチ教授が率いるハーバード大学の研究チームは、2013年より遺伝子工学の最新技術を用いて、現代人の幹細胞のDNAを既にゲノム解析されているネアンデルタール人のコードに書き換えるという方法を提案している。

具体的に言うと、教授の計画ではまず化石に残っている遺伝子情報を基にネアンデルタール人のDNAを人工的に作りだす。そのDNAを人間の幹細胞に注入して、実験室で数日成長させた後、代理母(もしくはチンパンジー)の子宮に移植するというからなんともすごい。

ただし過去のクローン作成の実績から失敗の確率が高く、また道義的にも物議を醸す可能性があるだろう。

すでにネアンデルタール人よりもさらに時代をさかのぼる恐竜のクローンをつくるプロジェクトまでも現実味を増しているといい、現在ではスーパーコンピューターを用した遺伝子配列の解析・修復も手の届く位置まできているという。

恐竜大腿骨の軟部組織で発見されるタンパク質は、鶏やカエル、爬虫類と似ており、強い関連性があることが判明している。まさにリアル・ジェラシックパークが再現されるのも時間の問題かもしれないのだ。

だが果たしてネアンデルタール人のクローンを作ることは、倫理的、人道的にクリアしているのだろうか? テクノロジーと生命科学の進歩によって出生や死への人為的介入が可能になった現代では、新しい倫理的諸問題が多く山積みされている。

6500万年前に地球上から姿を消した恐竜や、旧人類であるネアンデルタール人のクローンを生み出すことは、科学者の知的探求以外にそもそも科学的に何の意味があるのか。

一方では、ネアンデルタール人と現代人の生物学的な差異が明らかになることで、この2つの種が分岐した進化の歴史をより理解できる可能性や、現代病に関する新たな洞察が得られる、との指摘する声もあり、生命倫理学者や人類学者、生物学者らなど、さまざまな分野の専門家を巻き込み、大きな議論となっている。

米ニューヨーク市立大学で教鞭を執る、日系三世の有名な理論物理学者ミチオ・カク博士はこの件について、こう言及している。

「もしネアンデルタール人の子どもを生き返らせたとしたら、社会はどう対応していけば良いのか? 動物園にいる動物のように監禁して研究対象にし続けるのか。非常に攻撃的な気性を持っていた場合は薬物を投与してコントロール下に置くのか」(ミチオ・カク博士)

理論的、技術的にあらゆることが実現可能となっていく現代では、法律・倫理・宗教等の観点からのより活発な議論を求めたいものである。

https://youtu.be/8c-EWSmOgDc

以下ソース
http://tocana.jp/2018/05/post_16976_entry.html

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