今年7月、今年2度目となる皆既月食が起こる。だがこの赤黒く染まる月(ブラッドムーン)こそが、この世の終わりを示すサインだと主張する者たちがいる。今月24日付の英「Express」の記事からお伝えする。

半年前、今年最初の月食は月が地球に再接近する「スーパームーン」、そしてその月に二度目の満月である「ブルームーン」とも重なり、「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」として世界的に大きな話題となった。今年2度目の皆既月食は、日本時間7月28日の明け方に起こる。国立天文台の公式サイトによると、九州など西日本以外では皆既月食を迎える前に月が沈んでしまい、多くの地域では残念ながら観測は難しいとのことだ。

過去の月食の際に実際にご覧になった方々も多いだろうが、月食の最中、月は赤黒く色を変化させる。これこそがこの世の終わりのサインだと主張する人々がいるのだ。彼らは新約聖書のヨエル書2:31にある「主の大いなる恐るべき日が来る前に、日は暗く、月は血に変る。」という記述を根拠に、月が血の色に染まることは黙示録に語られる世界の終末が訪れる兆候だと主張。海外メディアではたびたび、「今回こそ世界の終わりだ」と報じられている。

例えば、半年前のスーパー・ブルー・ブラッドムーンの際、キリスト教系陰謀論者ポール・ベグリー牧師は「私たちは最後の日々を生きている。スーパー・ブルー・ブラッドムーンは世界の終末を予言するサインなのです」と話している。また、ジョン・ハギー牧師は2013年に出版した著書の中で、2014〜2015年に起きる4回の月食こそが終焉の予兆だと述べている。

月食やスーパームーンなど月にまつわる天体ショーは、黙示録に示された世界の終焉だけでなく、地震などの大災害が起きる前兆やトリガーなどと言われることも多い(詳しくは過去記事を参照)。多くの日本人が眠っている間に終わってしまう今度の月食。それが示すものは一体何なのか? 我々にできることは、そのときのために備えることくらいである。

以下ソース
http://tocana.jp/2018/06/post_17315_entry.html

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