アイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州にまたがるイエローストーン国立公園。度々トカナでもお伝えしてきたが、同公園では地下のマグマが一気に噴出する壊滅的な噴火「破局噴火」がいつ起こってもおかしくないと言われている。

そんな中、米ニュース「Fox News」(7月19日付)がイエローストーン国立公園周辺に危険な兆候が表れていると報じている。なんと、イエローストーン国立公園の隣に位置するグランドティトン国立公園に30mもある巨大な裂け目が出現したというのだ。現在、同公園は入場を禁止し、専門家による危険評価を行っているという。

英紙「Express」(7月19日付)は、地震活動により裂け目ができた可能性に言及している。火山活動が活発になっているとすれば、無視できない事態だ。なぜなら、もしイエローストーン国立公園の巨大火山が噴火した場合、87,000人がただちに死亡、全米の3分の2の領土が居住不可能になってしまうからだ。その爆発力は、1980年に噴火し、57人が死亡した米国のセント・へレンズ山噴火の6000倍にも達すると見積もられている。

さらに被害は米国内にとどまらない。火山が噴き上げた灰や硫黄が日光を遮断し、地球が冷却される可能性がある。事実、1815年にインドネシアのタンボラ山が噴火した際には全世界の気温が低下、農作物に大きな被害があった。イエローストーンレベルになれば、全地球レベルの氷河期が訪れるかもしれない。

英国の科学者によるシミュレーションでは、イエローストーンで破局噴火が起きた場合、それから数日以内に大量の火山灰がヨーロッパにまで降り注ぐという。そして酸性雨が降り注ぎ、世界中の農業や畜産業に大打撃を与えることで大規模な食糧危機につながる。さらに、地球の平均気温が約10度下がる寒冷期が最大で10年続くという。

今から7万3千年前、インドネシア・スマトラ島北西部にあったトバ火山が破局噴火を起こした。この噴火により地球の平均気温は5度下がり、氷河期をもたらし、地球の全人口は1万人まで減少した。このように人類は火山の噴火により絶滅寸前の状態に追いやられた過去がある。それよりも規模の大きいイエローストーンの火山噴火となれば、人類滅亡も冗談では済まなくなってくるだろう。

イエローストーンでは60〜70万年程度の周期で巨大噴火が起きており、前回の噴火からすでに60万年が経過している。そう考えると、いつ巨大噴火が起こっても不思議ではない。今回の巨大な裂け目の出現が噴火の前兆でないことを願おう。

以下ソース
http://tocana.jp/2018/07/post_17563_entry_2.html

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