発売早々3万部のベストセラーとなっている『マスコミ偽善者列伝』の著者、大阪大学名誉教授の加地伸行氏は、テレビに登場するコメンテーターたちの偽善ぶりに憤っている。「毒にも薬にもならん優等生的な話ばかり」で、「安物の正義感ほど迷惑な偽善はない」からだ。怒りを隠さないのは加地氏だけではない。コラムニストの今井舞氏が語る。

「所詮、コメンテーターなんて情報番組の尺を薄めて伸ばす稀釈液に過ぎないんです。彼らが井戸端会議を始めてくれたら、それだけで5分くらい余裕で持ちますから。2時間全部を情報だけにしたら、ものすごい濃さが求められますからね。その程度の役割なのに、“自分が視聴者の代表だ”と勘違いしてしまうコメンテーターが必ず出てくる。

たとえば松嶋尚美には、『母としての立場で』と前置きすれば、トンチンカンなことを言っても許されるというメンタリティを感じてしまう。日大問題のとき、『バイキング』(フジテレビ系)で『よく日大の前を通っていて、大学にライオンの置物があってジャージもかっこいいから、息子がこの学校に行きたいって言うのを、全力でちょっと待ちって言っちゃうもん』と言っていましたが、日大と日体大を完全に間違えて、あとで謝っていました。でもそんなに悪びれていないんですよね」

今井氏が「偽善というより独善的コメンテーター」と挙げるのがテレビ朝日報道局の玉川徹だ。

「玉川徹は、自分が一番正しい、もっと俺の意見を聞け、という上から目線がきつい。正月に福袋の買い占め騒動が起きたとき、『並びたくないけど、並ばないと買えないからしょうがなく並んでいる人も相当いる』と怒り出し、羽鳥が『並ぶのが楽しい人もいる』と言うと『そんなのいる?』と反論して『寒い中ずっと並んでいたから体調を悪くしたらどうするんですか』と言っていた。もはや論点がずれているのに、それでも他者を否定した上で“自分が正しい”という立場を保とうとする」

ネットニュース編集者の中川淳一郎氏も、薄味コメンテーターたちに偽善の匂いを覚えるという。

「『とくダネ!』(フジテレビ系)のコメンテーターの中江有里は、事件が起きれば『早く解決してほしい』的なことしか言わないし、誰かが金メダルを取ればきっと『感動しました』と、無難な発言をするんじゃないですか。『ゴゴスマ』(TBS系)の松本明子も毎回同じ調子でニュースに驚いているだけだし、惰性で出演しているようにしか見えません」

中川氏は、「彼女たちがそうとは言わないが」と前置きした上で、コメンテーター業の問題点を指摘する。

「自分もコメンテーターをやったことがあるので分かるんですが、あれギャラいいんですよ。“文化人枠”で芸能人よりは安いけど、2時間で7万〜10万円もらえる。これを週2本やるだけで月に56万〜80万円の収入になる。社会問題に真剣に向き合うフリをしながら、その実、なんの興味もなくお金のためだけに出ている人は多い。彼らこそ究極の偽善者だと思いますね」

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20180828_747931.html

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