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代表ののじま氏

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授業で使われる「性教育カード」

夏休みまっただ中、都内のビルの一室で小学校低学年の男女児童がテーブルをはさんでカードゲームに興じていた。児童の手元を覗くと、〈性交〉と書かれ、全裸の男女が正常位で絡み合っている──。記者が驚く間もなく、1人の別児童が手札からカードを1枚出し、「じゅせい……」と、呟く。すると“先生”がこう促した。

「揃ったら、もっと大きな声で“受精”と言って!」

児童は教室内に響き渡る声で「じゅせいー!」と叫ぶのだった。

これは、台東区で幼児などへの教育事業を展開している企業「Terakoya Kids」の施設で行なわれている「パンツの教室」と呼ばれる授業の一幕だ。
一見すると夏休みの学習塾のように見えるが、教えるのは読み書きではない。“性”についてである。1回の授業は90分。性教育の授業は7月に始まったばかりで、今回(8月10日)が2回目だった。

参加者は小学校低学年の児童を中心とした20人だが、なかには5歳前後の未就学児も6人参加していた。先のカードゲームはこの教室の性教育プログラムの一つである。
6〜7人ずつのグループに分かれ、オリジナルの〈性教育カード〉を用いて〈そろえて受精〉というゲームを行なう。
カードには、メダカやカメ、イルカなどの生き物に“ヒト”も加えた17種類の生き物のイラストが描かれ、それぞれに「オス」「メス」「交尾」の3種類のカードがある。(ヒトだけは「男性」「女性」「性交」と書かれている)

順番に山札からカードを1枚引き、手持ちカードから1枚捨てる。他のプレーヤーが捨てたカードを取得することも可能で、同じ生き物の3種類のカードを揃えることが目的だ。3種類のカードが揃ったら、元気な声で「受精!」と宣言して提示することで、点数が得られる。
ヒトの「性交」カードが出ても、子供たちは恥ずかしがったり、動じたりしない。他の生き物と同じ扱いで、淡々とゲームを進める。そして、カードが揃うと一様に嬉しそうに「受精!」と叫ぶ。
未就学児はより簡易なルールとなるが、使うカードも同一で、かけ声も変わらない。3種類のカードを集めた5歳児が無邪気に「じゅせい!」と叫んでいた。

ゲームの前に行なわれた座学では、女性器と男性器のイラストが描かれたパネルを用いて、各部位が説明される。女性器のイラストには大陰唇や小陰唇がしっかり描かれ、「クリトリス」「ちつ」「にょうどう」「こうもん」と説明書きがある。同様に男性器のイラストにも「ペニス」「いんのう」「せいそう」と説明が。
先生が「陰のうには何があるかな?」と問いかけると、子供たちは「せいし!」と元気よく答える。「そう。子供が生まれるために必要なものが入っています。だから、男の子のここを蹴っちゃダメです。ここを蹴ってもいいのは、みんなにいたずらしようとする悪い人に対してだけです」と解説された。

講師を務めているのは、看護師資格を持つ、のじまなみ氏。家庭における母から子供への性教育の大切さを伝える団体「とにかく明るい性教育 パンツの教室協会」の代表理事でもある。子供向けの性教育事業を始めた理由をこう語る。

「今時の小学生は大人が思っている以上にネットで接していて、性に対する知識が進んでいます。キスは当たり前で、スマホやタブレットでアダルト動画に行きつき、そこで見た行為を興味本位で真似てしまうのです。
SNSの普及で、子供たちが性犯罪の被害者になるケースも増えています。世の中がどんどん変わっていくのに、日本の性教育は遅れたままで、“ペニス”という言葉すら小学校では扱われることはありません。そこで、理科的な性の知識を身につけ、自分の身を守り、他人を傷つけず、そして命の大切さを学ぶことを目的に、性教育の授業を始めました」

続く

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20180829_748033.html

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