傍観ライター・清水2000『韓国珍スポ探訪記』

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ゆるキャラがお出迎え

石窟庵(せっくつあん)と仏国寺(ぶっこくじ)。その名の響きに『行け!! 南国アイスホッケー部』(少年サンデーコミックス)読者なら思わず「はーん」となるであろう、2つのユネスコ世界遺産を有する歴史の町が慶州(キョンジュ)だ。
ソウルからバスで4時間かかるその古都に、2010年に開館した性の博物館「ラブキャッスル」があると聞き、はるばるやって来た私。市の中心地でタクシーに乗り替え、山中にある愛の城へと向かった。
なおホームページをチェックすると、壮大なイントロダクションが目に飛び込んでくる。一部抜粋すれば「……どこよりも文化水準が高い千年古都・慶州に、国内の有名彫刻家と造景・建築の専門家たちが集合、格調高き芸術性と新鮮な主題で構成されるテーマ博物館を造成した……」うんぬん。
思わず目を疑いながらメッセージを読み進めると、「市民の雇用創出」「世界的歴史文化都市としての発展に寄与」にまで視野が及んでいるようで、単なるおバカなスポットではないのだと襟を正した。
そして山道を走ること30分。車が停車したその場所には、ライトアップされたモアイがそそり立っていた。やはりというか、おバカである。

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韓国の山奥にモアイ

広大な自然をバックにたたずむ、重厚感ある瓦の伝統建築。電飾でど派手にライティングされているとはいえ、これがもし西洋のお城だったら単なるラブホであろう。
伝統とエロの融合は、私にどんな景色を見せてくれるのか。期待しながらギラギラする入口をくぐった。

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落ち着きのある庭園

エロいともエロくないともいえる裸婦像が立つ庭園を通ると、すぐにラブキャッスルの本丸であろう伝統家屋への入り口が現れた。これが展示室「韓国館」のようだ。
薄暗い館内には、男根の形をした木や、韓国伝統の春画、エッチなシーンを人形で再現したジオラマなど、韓国の性博物館にありがちな展示物が並び、これといって言及すべきものはない。
「覗いてみよう」と書かれた鏡があったので覗いてみたが、何も見えなかった。こうしたギミック系の展示は、管理が行き届いていないようだ。先が思いやられる。

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鏡の部屋。ゆるキャラの腰巻の中なんか見たくない

鏡が貼ってあるだけの部屋を過ぎると、「韓国館」とやらはもう終わり。外から見たら結構な大きさだったのに、ここまで見どころがないなんて……。
案内看板には「まだ続きます」とあり、この調子では入場料約1,300円をドブに捨てたようなものだと思ったが、まさか『ドラゴンボール』における亀仙人の「もうちっとだけ続くんじゃ」に匹敵するとは、この時は思いもしなかった。
館の先には、ちんこが乱立する庭園が登場。さらにはエッチなポーズをとる、パステルカラーの石像も立ち並ぶ。こうした展示の方向性は、前回訪れた済州島の「ラブランド」とまったく同じだ。

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シャネルのちんこ

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壮大な物語を感じさせるセクシーボディ像

ラブランドを見た後にここを訪れると、それぞれの像はいささか雑でパワー不足のようにも感じられる。
しかし、夕暮れ時が近づくにつれ、おバカだと思っていた像の数々が、伝統建築と韓国式庭園に徐々に馴染み始め、ラブランドにはない奇妙な奥ゆかしさを醸し出してきた。無駄にフォトジェニックな風景を前に、カメラのシャッターを押しまくる。

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伝統美とおバカの核融合

続く

以下ソース
http://www.cyzo.com/2018/09/post_176295_entry.html

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