最近、アメリカの少女たちの間で「処女の誓い」が流行しているという。アメリカ人少女の実に6人に1人が「結婚するまで処女でいる、純粋(ピュア)でいる」という「ピュアリティ」を父親と共に誓う儀式「ピュアリティ・セレモニー」に出席しているというのだ。
アメリカは先進国の中で最も10代の妊娠・出産が多く、社会問題となっている。NGO団体「ガットマッチャー協会」によると、2014年に妊娠した15歳〜19歳のアメリカ人女性は61万5000人以上にも及ぶという。人種別に見ると、ヒスパニックの少女の妊娠率が最も高く、続いて黒人、白人と続く。もちろん大半が想定外の妊娠だが、宗教上の理由もあって中絶率は26%と低く、妊娠した少女たちのおよそ60%が出産する。
貧困層に育つ少女たちが妊娠・出産すると、進学を断念しなければならず、生活苦に陥り、負の連鎖から抜け出せなくなってしまうのはアメリカでも変わらない。若者に人気のテレビ局『MTV』で放送された、妊娠・出産した16歳の少女たちの日常を追ったドキュメンタリーシリーズ『16 & Pregnant 〜16歳での妊娠〜』は、現地で大きな反響を呼んだ。
テレビ番組の影響や学校での性教育により、2016年には10代の出産率が下がっている。だが、妊娠につながる性行為は活発に行われており、1980年〜2000年に生まれたミレニアル世代の処女・童貞喪失の平均年齢は17.4歳。2000年以降に生まれたジェネレーションZ世代は16.2歳。アメリカの少年少女の性は乱れに乱れまくっていると伝えられている。
そんな世相に抗うように流行中なのが「ピュアリティ・セレモニー」である。アメリカでは過去にも似たような活動が流行したことがある。1990年代、「性の乱れ」を正すため、宗教団体主導のもと「処女の誓い」という宣誓書に署名するという活動が公立学校で行われていた。文字が彫られた銀の指輪「ピュアリティ・リング」をはめて処女を誓うことが、女子の間ではおしゃれとされた。
当時、少女に大人気だったジョナス・ブラザーズもピュアリティ・リングをはめており、アイドル絶頂期だったジェシカ・シンプソンも「結婚するまで処女を守る」と宣言した。「セックスしたからといってかっこいいわけじゃない」「処女でいることはおしゃれ」とお手本にする少女たちも多かった。この影響でセックスを始める時期は少し遅くなったものの、この流行はすぐに終わってしまった。
もともと、福音主義や敬虔なカトリック教信者の家庭に育った少女たちの多くは、聖書の教えとして結婚するまで処女を守ってきた。最近流行のピュアリティ・セレモニーはこれを儀式化させたもので、最初のセレモニーが行われたのは1998年と歴史は浅い。
発案者は、宗教右派の非営利組織・家族調査評議会の局長であるウィルソン夫妻。セレモニーには娘と父親が参加し、娘は「結婚するまで処女を守る」と誓い、父親は「娘の誓いを結婚する日まで守れるよう無償の愛を注ぐ」ことを誓う。
セレモニーには木製の巨大な十字架が使われ、父親と手を繋いだ娘たちがその前にひざまずき、白いバラを置いて神に誓う。その後、十字架の周りを、純白のウェディングドレスのような衣装を着た少女たちが妖精のように踊る。娘と父親は社交ダンスを踊り、父親は娘に「美しいよ」「綺麗だよ」と連呼する。体を密着させチークダンスを踊る親子もいる。
娘は父親の愛をセレモニーで確認することで、「愛を感じたいから」という理由でカジュアルな性関係を結ばなくなるとのことだ。神のご加護の中「ワンランク上の父娘信頼関係を築く」良きセレモニーなのだと夫婦は主張する。
しかし、このセレモニーに嫌悪感を覚える者も少なくない。まだ幼い娘ならまだしも、生理も始まっているような10代の娘の髪や顔を撫で、耳元でどれだけ愛しているかを囁く父親を見ると、どうしても近親相姦を連想してしまうというのだ。
続く
以下ソース
https://tocana.jp/2018/09/post_17632_entry.html
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