スピリチュアルの世界では、生物の体のまわりをオーラという霊的なエネルギーが取り巻いているとされるが、我々を包み込んでいるのはどうやら不思議な力だけではないらしい。最近の研究によれば、私たちの体は目に見えない「雲」に包まれているという。科学メディア「Science Alert」が今月24日付で報じている。

 米スタンフォード大学の遺伝学者マイケル・スナイダー氏によれば、我々の体はいつも目に見えない「雲」に包み込まれているという。だが、この雲を構成しているのは霊的なエネルギーではない。多種多様な微生物やウイルス、化学物質、小さな虫などといった微粒子である。このような見えない雲は人間が一般的な環境において化学物質などと取り込んでしまう暴露「エクスポソーム(Exposome)」と呼ばれ、最近ようやく科学のメスが入り始めた注目分野である。

 今月20日付で専門誌「Cell」に掲載された論文によると、スナイダー氏らのチームはこのエクスポソームを解析すべく、15人のボランティアに小型の空気監視装置を1週間か1カ月の間、腕につけてもらい、彼らを取り巻く「空気」をサンプリングした。これらのサンプルを化学的に分析し、DNAやRNAを解析。4万種以上の物質を特定できる特別なデータベースと照合することで、その組成を調べた。

 2年間にわたる調査の結果、誰もが独自の「雲」を持っていたことが明らかとなった。生活を共にしていても、その特徴は人によって異なっており、非常に個人的なものとなっていたそうだ。

「私たちは皆、自分の微生物雲を持ち運び、噴出しているのです」(スナイダー氏)

 スナイダー氏は、研究はまだまだ始まったばかりだと話す。今回の研究では調べられる人数が限られていたというが、収集されたデータをさらに分析することで、この技術をさらに身近なものにしたいとのことだ。

「私たちは技術を簡素化し、誰でも自分のエクスポソームを測定できるようにしたいのです。エクスポソーム検出機能を持ったスマートウォッチのようなものです」(スナイダー氏)

 エクスポソームは遺伝的要因以外の全ての外的な要因を含む概念であり、「雲」はその一部でしかない。「雲」が健康にどのような影響を与えているかは今のところ未知数であるが、スナイダー氏の提案するように、体を取り巻く「雲」を簡単に調べることができれば、これまで原因不明とされてきた様々な不調や病気についても、新たな知見が得られる可能性がある。

 最近のスマートウォッチの進歩はすさまじいもので、今では血圧や心拍数のリアルタイム測定も身近なものとなりつつある。オーラならぬ「雲」測定も、あっという間に常識となるかもしれない。また、これまで我々は個人が持つ独特の雰囲気や存在感を“オーラ=霊的エネルギー”と解釈していたが、実は我々の感覚器官がこの「雲」を感知していた可能性もあるかもしれない。個体を取り巻く新たな“存在”が判明したことで、少なくとも人間の肉体は肉眼で見える範囲意外にも幅をもつ個体であることが証明されたといえるだろう。

以下ソース
https://tocana.jp/2018/09/post_18237_entry.html

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