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 被災者を見舞う時も、戦没者を慰霊する旅でも、今上陛下の傍らには常に美智子皇后がいる。折々に発せられた、そのお言葉の意味を皇室ジャーナリストの山下晋司氏が読み解く。

 * * *

《陛下があの場合、苦しむ人々の傍に行き、その人々と共にあることを御自身の役割とお考えでいらっしゃることが分かっておりましたので、お伴をすることに躊躇はありませんでした》(平成23年お誕生日)

 同年3月11日の東日本大震災に触れてのお言葉は私の胸に強く響きました。

 両陛下は震災発生直後、4月から5月にかけて、千葉、茨城、宮城、岩手、福島各県の被災地をお見舞いに訪れ、避難所で暮らす人々に直接会われ、励まされました。

 皇后陛下も天皇陛下のお気持ちが分かっておられたからこそ、どのような過酷な状況下においてもご一緒されました。天皇陛下もまた、皇后陛下が常にお伴されたことにどれほど支えられたことでしょうか。

 来年4月のご退位を控え、両陛下としては最後になるとみられる東日本大震災の被災地訪問が、今年6月上旬にありました。全国植樹祭のため2泊3日の日程で福島県を訪問されたのです。福島第1原発近くの帰還困難区域を車で通過されました。

 最終日には、皇后陛下は38度台の発熱がありながらも津波で壊滅的な被害を受けた漁港で、犠牲になった消防団員の遺族を慰労されたのです。常に天皇陛下のお傍を離れないという強いご意志が伝わってきました。

 陛下が即位後の平成3年7月、長崎県雲仙・普賢岳噴火災害被災地にお見舞いのため訪れたお姿を今でも忘れることはありません。両陛下は床に膝をついて被災者と向き合われ、励まされました。

 その後も全国で起きた自然災害の現場へ赴くたび、天皇陛下はもちろん、皇后陛下が被災者に対して優しくお声がけされたお言葉を覚えています。

“生きていてくれてありがとう”

 初めて聞いた時、どうして、相手に対してありがとうとおっしゃるのだろうかと疑問に感じました。

 さらに両陛下は葉山・須崎・那須御用邸などでご静養中、地元の方々と触れ合われる機会が多くあります。その際、皇后陛下は、母親からその子の成長の様子を聞くと、笑顔を浮かべて“育ててくれて、ありがとう”とおっしゃるのです。

 子供の大切な命をお母さんたちが懸命に育てていることに対して、皇后陛下は心から感謝されているのではないか。過酷な災害を生き抜いた被災者にも、同様の感謝を伝えておられる。そうした皇后陛下のお言葉とお姿に、国母としての慈愛を感じないではいられません。

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20181009_754708.html

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