現在、地球は史上6度目の大量絶滅期を迎えているといわれるが、それを裏付けるような不気味な研究結果が公表された。プエルトリコの熱帯雨林の長期調査で、昆虫が急減していることが明らかとなったのだ。海外メディアはこの恐ろしい事実を「バグポカリプス(bugpocalypse)」とセンセーショナルに伝えている。

 今月15日、学術誌「米国科学アカデミー紀要」に、プエルトリコの熱帯雨林に生息する昆虫が恐るべき速さで減少しているという調査報告が掲載された。

 調査が行われたのはプエルトリコ東部にあるエル・ユンケ国立公園にあるルキリョ熱帯雨林である。ここでは1970年代にも昆虫の種類や生息数の調査が行われていた。米レンセラー工科大学の生物科学者ブラッドフォード・リスター氏らは、2011〜2012年に1970年代の調査と同じ手法を用いて節足動物をはじめとする無脊椎動物を罠で捕獲、その種類や数を調べ、過去のデータと比較した。すると、1970年代と比べ、無脊椎動物が大幅に減少していたことが明らかとなった。

「昆虫に食虫植物、鳥やカエルにトカゲも明らかに減っていました」(リスター氏)

 科学メディア「Science Alert」の記事(今月19日付)によると、研究者らは熱帯雨林に足を踏み入れたときから異変に気づいていたという。鳥の数は減り、以前たくさん飛び交っていた蝶の姿も消えていた。そして実際、虫取り網で取れた無脊椎動物の量は1970年代の4分の1から8分の1に減少しており、地上に仕掛けられた粘着性の罠での捕獲率に至っては60分の1まで減少していたというのだから驚きだ。他チームの研究結果では、昆虫を食べる鳥やカエル、食虫植物の明らかな減少も裏付けられた。

 同様の昆虫減少はヨーロッパでも確認されており、昨年の報告によると、ドイツの自然保護区域では過去数十年間で飛行する昆虫が76%も減っていたという。カブトムシやミツバチの研究でも同様の減少が確認されているといい、ニュースサイト「NZ Herald」は昆虫の大量絶滅「バグポカリプス」だと評している。

 研究者らは昆虫の減少の原因について、温暖化の影響があると推測している。プエルトリコのルキリョ熱帯雨林では、過去40年間に平均気温が2.2度上昇していた。昆虫は熱の影響で産卵を止め、体内でも化学変化が起こり、その数を減らしている可能性があるという。また、干ばつや降水量の減少が大きな影響を与えているという指摘もある。

 ヨーロッパの調査によれば昆虫の減少が気候変動の先触れになっている傾向も見られるというが、昆虫を急激に減らしている原因が何なのか、研究者らにもよくわからないというのが実情のようだ。

 昆虫や節足動物の不気味な減少は一体何を意味しているのか。これらの生物の減少は世界の食糧生産にも大きな影響を与えると見られ、そのインパクトは計り知れない。昆虫の大量絶滅バグポカリプスは人類滅亡の前触れなのか? 今起きつつあるという6度目の大量絶滅の原因は人間にあるというが、そのツケは間違いなく我々にも降りかかってくるだろう。

以下ソース
https://tocana.jp/2018/10/post_18494_entry.html

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