戸叶和男『日本奇習紀行』

 女性が妊娠・出産すると、多くの場合、生まれてくる我が子に対して、自身の乳房から出る母乳を与えるのが古くから続けられている“子育ての第一歩”ともいうべき行為ではあるものの、新たに母親となった女性たちのなかには、思うように母乳が出ないというタイプの女性も、少なからず存在しているのが実情である。そうしたなか、かつて東北地方では、こうした“母乳の出ない女性”を対象に、にわかに信じ難い行為が行われていたのだという。

「まあ、さすがにこういう時代になっちゃ、誰もやりゃあしないけれどもね、当時は大真面目にさ、そういうことをしていたもんなんだよ」

 自身が今なお暮らしている東北地方のとある寒村で、その昔、“当たり前の習慣”として行われていたという行為についてそう語りはじめたのは、当地で代々受け継がれてきた田畑を、傘寿を過ぎた今も耕し続けている農業・野地善一郎さん(仮名・83)。野地さんの話によると、その昔、当地において“母乳が出ない”状態となっている女性に対しては、村の男衆総出で、“ある行為”が行われていたのだという。

「まあ、簡単に言ってしまうと、みんなで交代しながら、乳を吸うっていうことだよね。そう、赤ん坊でもなく、そのうちの旦那でもなく、村に住む男という男が全員で、その女の乳を吸うわけ。それをね、乳が出るまで毎日のように続ける。そういう習慣だわね」

 そもそも“母乳が出ない”という状態を“改善”するために、赤ん坊でもなく夫でもない近隣在住の男性が、ひたすらその女性の乳房を吸い続けるという行為自体、現代の我々からすれば非科学的で、かつ、倫理観的にもほぼ確実に「アウト」なものであることは言うまでもないが、その実、当時の人々にとっては、あくまでそれが“当然のこと”であり、そうすることで必ず母乳が出るようになると信じられていたのだという。

「そりゃあね、別によその男が乳を吸ったところでさ、出るようになるとは限らないとは思うよ? けれどもね、それを口実にしてさ、よその女房の乳を拝んで、それを好きなように吸い尽くしてもいいってなれば、男からすりゃあ、願ったりかなったりだからね(苦笑)。だから結構最近までこのあたりじゃ続いていたんだよ」

 もっとも、そうした行為の間は、女性の夫である男性が席を外すというしきたりがあったために、本来の目的を逸れた形での“別の行為”が行われるケースも少なからずあったのではないかと野地さんは推測するが、いずれにしかり、こうした行為が“当たり前のこと”として多年に渡って続けられてきたことを思うと、現代の我々かすれば、にわかに信じ難いことであることは間違いないと言えそうだ。

以下ソース
https://tocana.jp/2018/12/post_18763_entry.html

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