〈“パパ活”ルポ 女としての値踏みをされてみた〉──そんなタイトルの記事が1月15日、朝日新聞の女性向けウェブサイト「telling,」に掲載された。朝日新聞の〈記者10年目〉という女性が実際に交際クラブでパパ活してみるのだという。なかなか興味深い記事だが、なぜか1週間も経たないうちに削除されてしまったのだ。

 記事は、女性記者が面接会場で登録するまでのルポ。

〈この交際クラブでは5つの交際タイプに分かれます〉、食事だけの関係が許されるのは〈モデル級のみ〉などとシステムを詳しく解説。

 さらに〈交際を誘われたときの条件交渉の仕方も指導してくれます。ポイントは絶対に事前に条件を決めること。(中略)最近の相場はネットで調べたところ3〜5万円。条件が合わなければ、無理に交際しなくても良いそうです〉と説明されていた。

 登録のため顔写真を撮影する女性記者の楽しげな様子が伝わる画像も複数掲載。面接担当の〈最初の1カ月は声がかかりやすい〉という話と、〈あーよかった。登録完了です!〉という記者の言葉で記事は締めくくられていた。

〈男性からのお声がかからなければ、この「潜入ルポ」企画は成り立たない〉ともあり、“続編”があることも匂わせていたのだが……。朝日新聞関係者が言う。

「昨年スタートのこのサイトは“女性の多様な生き方を伝える”という触れ込みで、多少の炎上は厭わないという内容が支持されていた。それでも“いくら取材といってもパパ活は倫理上まずいだろう”と社内で物言いがついたようです」

 執筆した記者にメールで取材を申し込んだが、返信はなし。朝日新聞が答えた。

「記事公開後に編集部で再検討した結果、『交際クラブのリアルな姿を通して結婚制度の問題点を考える』という本来の趣旨が伝わりにくいという結論に至り、記事を削除しました」(広報部)

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20190129_857224.html

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