被害者は172人、被害総額は2254万3700円に上る。大阪ミナミで法外な料金を二重請求し、脅し取っていたとしてデリヘル店「恵」の経営者兼店長の久保田賢治(30=恐喝罪などで起訴)、元デリヘル嬢の馬場恵理茄(23)、キャッチの神前銀司(20)、朴健吾(23)ら6被告を含む10人が、21日までに大阪府警南署に摘発された。
久保田被告は地下鉄日本橋駅近くに事務所を構え、形式上のホームページを開設。実際は神前と朴が男性に「きれいな女の子がいてますよ。ホテル代込みで1万ナンボです」と声を掛け、ラブホテルへ案内し、前金で料金を徴収していた。入室した客は事務所に「〇号室にいる」と電話をかけ、部屋に来たデリヘル嬢がサービスを開始。しばらくして女の方から「お金プラスしてくれたら、入れてもええよ」と本番を持ち掛ける。客は「なんぼでできんの」と交渉に応じ、1万円ほど払って挿入していた。
事が終わると、女は「アンケートに答えてくれたら、ホテル代のキャッシュバックがあるんやけど」と1枚の用紙を取り出す。そこには「女の子からプレー料金以外での金銭の要求(金銭目的での本番行為の交渉等)はありませんでしたか」という項目があり、「あった」「なかった」のどちらかにチェックを入れるようになっている。
客がアンケートを記入していると、久保田被告らが部屋に入ってきて「基本料金は90分5万8000円になります」とプレー代を請求。客がいぶかしげに「さっきキャッチに払うたで」と答えると「うちはキャッチなんて関係あらへん」と一蹴。アンケート用紙に目を落とし、「あった」のチェックを見ながら「アレ、お客さん、もしかして本番したんですか。うちは本番行為は禁止ですよ。このホームページを見て。罰金100万円って書いてるやろ。何ちゅうことしてくれたんですか。とりあえず、なんぼ払えますの」と、示談金を要求する。「なかった」にチェックしていても、ゴミ箱を漁って使用済みのコンドームを見つけるか、女のカバンから財布を取り出し、「防犯上、金を持たしていないのに、これはなんや」と1万円札を突きつけ、脅迫した。
示談金の名目は診察料や休業補償などで、そのまま客をATMに連れて行く。その場で払えない客には運転免許証と保険証のコピーを取り、金額と返済期限が記された念書を書かせ、期日までに支払いがないと「入金がありませんが、会社に連絡しましょうか」と脅しのSNSを送っていた。
「現行犯逮捕みたいなもんやな。客は動かぬ証拠を突きつけられ、グウの音も出えへん。久保田被告は元信金マンで、7年前から同じやり口で東京・池袋あたりで荒稼ぎしとった。手入れをくらい、ヤバイとなって昨年1月に大阪に戻ってきたんや。まんまと逃げおおせたもんやから、起訴されへんとタカをくくっとったんやろな。そこでキャッチを罰金50万円以下の迷惑防止条例違反でパクるんやなく、店とキャッチがグルになった詐欺と示談金名目の恐喝、売春防止法の3本立てで立件した。それでデリヘルを摘発したのは全国初のことや」(捜査事情通)
スケベ心と「キャッシュバック」という響きに付け込んだ巧妙な犯行だ。
以下ソース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/248292
★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
http://mercury.bbspink.com/hnews/
■新作AV情報なら”AV情報+”
http://mercury.bbspink.com/avplus/