2012年1月3日午前3時ごろ、イギリス中西部の町ダンビーに住むネイサン・トーマス君（当時14歳）は、テレビを見ている最中に外から響いてくる大きな物音を聞いた。それはゴミ箱が強い風雨に叩きつけられているような騒々しいもので、ネイサン君は外の様子をうかがってみることにした。
するとネイサン君は、畑の向こうの空に複数の光が点滅していることに気づいた。しばらく見ていても消える気配はなく、ネイサン君は就寝中だった弟のアレックス君を起こした。光のほかに音はなく、花火ではないのは明らかだった。光は円状に並んでいて、回転しながら宙に浮いているように見えた。ネイサン君はクリスマスプレゼントにもらったばかりのカメラで、アレックス君は携帯電話のカメラで、それぞれその物体を撮影することに成功した。
兄弟の動画に興味を示したのが、元英空軍職員のUFO研究家ジェーソン・グリーブス氏である。彼は仲間と共に現地の情報を入手し、画像のコンピュータ解析を行った。そして今年2月、その結果をまとめた動画を自身のYouTubeチャンネルにアップした。
https://youtu.be/txjIyNZ85Qs
少年が撮影した映像は2:09頃から。動画は「YouTube」より引用
「この画像をより詳細に解析した結果、目撃者たちの説明通り、円を描くように並んで回転していることが確認できました」（グリーブス氏）
また、グリーブス氏は現場を昼間写した画像と動画を重ね合わせ、物体が飛んでいた場所が丘の上空であることを突き止めた。周辺は畑や採石場などが広がる開けた見通しのいい場所である。音がしなかったという証言や映像の解析から、目撃された光は飛行機やヘリコプターでものではないというのがグリーブス氏の見立てだ。
https://tocana.jp/wp-content/uploads/2019/03/0304ufos-2.jpg
画像は「Daily Star」より引用
「映像の途中で、近所の犬の興奮した鳴き声が聞こえます。他のUFO目撃事例でも、ペットや野生動物が興奮して騒ぐことはよくあることです」（グリーブス氏）
飛行機のほかにもう一つ、可能性として考えられるのは無人で飛行するドローンである。だが2012年当時、ドローンは今ほど一般的ではなかったとグリーブス氏は説明している。そして結論として、映像に捉えられた光は正真正銘のUFOであると太鼓判を押した。
夜更かしをしていた少年がたまたま目撃した回転するUFOの群れは、真夜中の田舎町で一体何をしていたというのだろうか。その意図するところは全くわからないものの、兄弟が撮影した映像が非常に興味深いものなのは間違いない。
以下ソース
https://tocana.jp/2019/03/post_86824_entry.html
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