“フェチの大御所”と言っても過言ではない睦月影郎氏が毎回、本当のフェティシズムを熱く語る本コラム。今回は、血の匂いに執着する性を考察する。
フェチの中でも、最も多いのが匂い系であるが、どうしても反発され、フェチの中でも少数派なのが、スカトロと経血である。まあ好きな女性の下着を手に入れ、それに少量付着しているぐらいなら許容範囲かも知れないが、そのものを求めるという人は実に少ない。
それでも大の排泄の方は、そうしたシーンを覗き見たいという人は多く、それは出たものに用があるのではなく、美女の秘密の姿が見たいという願望に過ぎないのだろう。フェチとは、やはり女性の真の姿や匂いを知りたいという願望に根差しているから、これは当然のことである。
私の知り合いには、生理用品の収集何十年という人がいる。大小の排泄物は、男女それほど変わりはないものだが、経血だけは女性独自のものであり、それに惹かれるというのだ。店などでも、男女共用のトイレにはちゃんと汚物入れの小箱があるので、そこからこっそり拝借するのだろうが、やはり私などは、好きな女性のものならともかく、どこの誰か分からないものは敬遠してしまう。
彼は、店のトイレでそれを手にすると同時に、女店員や女性客の顔を記憶し、きっとあの娘のものに違いないと確信したうえでオナニーに使用するようだ。要は、行為プラス妄想である。まあ彼にとっては、これが最も気持ちよく、また興奮する方法なのだろう。最近は生理用品だけでなく、オリモノシートもあるから、それは使用済みの下着と同じ興奮が得られるに違いない。
実に男の趣味や欲望は様々で、女性には無駄なものが何一つないのだろうと思う。中には処女の血ばかりが好きという人もいるから、まさに吸血鬼の病も膏肓に入る感がする。男女共用のトイレもだいぶ少なくなってきたが、まだまだパンドラの箱はあり、開けざるを得ない人は減らないのだろう。
以下ソース
http://www.dansen-web.com/article/detail/1360736/
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