――レンタルからセルに移るキッカケ
「ここでもTOHJIRO監督がつなぎ合わせた縁があったんです。すでに(レンタルAVの自主審査組織である)ビデ倫から離れていたTOHJIRO監督は、ソフト・オン・デマンド(SOD)でセルビデオを勢いよく制作していたんですよ。そのSODを先導していたのが高橋がなりサン。直接、高橋がなりサンに会わせていただいたときに『キミが溜池君なんだ。ウチでセルビデオを撮ってよ』と言われました」
――それから
「がなりサンに『どんなAVを撮りたい？』と言われたときに『ボクは美少女ではなくて美熟女を撮りたい』と伝えました。すると『分かった。その代わりに監督自らキャスティングからパッケージまで担当しろ』と。そこで各プロダクションに『27歳から42歳までの美人の女優さんがいたら紹介してほしい』と連絡しました」
――美熟女を自らオーディション
「送られてきた宣材写真から6人に絞り、オーディションまでの10日間はセックスもオナニーもしないで臨みました。脳みそで考えるんじゃなくて勃起した人で決めようと。そうやって1人目、2人目と面接をしたんですけど“反応”しなくて…。それで3人目に部屋に入ってきたのが川奈まり子ですよ。今の奥さんです。理想的な大人の色気がある女性でした。横に座ったら網タイツをはいてたんですよね。それを見た瞬間、もう勃起しているんですよ(笑い)。完全にひと目ボレしちゃいました」
――監督の理想とする美熟女が現れた
「そして誕生したのが『義母〜まり子34歳〜』という作品。これはボクがオナニーできる作品にしようと思いました。カラミなんかほとんどなくて、日常のエロスを描くんですよ。掃除をするシーンや洗濯物を干すところ、あとはワキ毛処理とか。そういったボクなりのエロスをこれでもかとちりばめたら大流行したんですね。セルビデオでこんなに美しい熟女ものが発売されたのかと。それから美熟女ブームが起きました」
――その後、2006年に自身の名を冠にしたAVメーカー「溜池ゴロー」を設立する
「当時のDMM系列から新レーベルのお話が来たんですよ。それで熟女系メーカーとして『溜池ゴロー』を立ち上げました。そこで出会ったのは北条麻妃サン。出会った瞬間に『ウチの専属になってください』と言いました。彼女のおかげで最初から勢いに乗れました。だからボクはAV業界の波に乗ることが上手な“名サーファー”なんですよ(笑い)」
――ちなみに熟女好きはいつから
「小学校1〜2年生のころからですね。色気のある女の先生が“熟女の原風景”かもしれません。その先生がパンストをはいていて、巻き髪だったんですよ。そういった大人の色気にエロスを感じていました。それは今でも変わりませんね」
――最後に監督にとってエロフェッショナルとは
「『人間の観察力』ですね。セックスする女性や撮影する女のコのことをどれくらい知っているのかということです。それがエロへの洞察力にもつながるでしょうし、そういった方がエロフェッショナルなのではないかと思います」
■溜池ゴロー(ためいけ・ごろー)
1964年、大阪府生まれ。
明治大学卒業後、テレビ、映画業界で活躍。
30歳のときにAV監督デビュー。その後、美熟女ブームを巻き起こし、2006年に自身の名を冠にしたAVメーカー「溜池ゴロー」を設立。
現在はセミナー講師、作家など幅広く活動中。
以下ソース
http://www.dansen-web.com/article/detail/3766328/
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