2019年を迎え、いよいよ平成という時代が終わる。4月1日には新元号が発表され、5月1日から新元号のもとに日本社会が新たな時代を歩み始めるのだが、この比較対象がないほどに大きな節目を控えた今、テレビ各局はおおいに悩み中だという。

「NHKに関しては各行事の模様を粛々と放送するでしょうが、民放はどのようなスタンスで挑むべきか悩んでいます。年末のカウントダウンのようにお祭り騒ぎをして新しい時代を迎えようという意見と静かに臨むべきという意見が拮抗しています。お祭り騒ぎのケースでは芸人や歌手が出て花火や各地からの中継などによる構成が予想されますが、それは無礼になるという反対意見も多いんです」(在京テレビキー局編成プロデューサー)

 たしかに年末のカウントダウンと同様の扱いとはいかないだろうが、かといって真面目パターンになったとしても悩みが多いらしい。

「仮にNHK同様に粛々と中継したとしても、解説者やアナウンサーがどのようなスタンスでどのような感想を言うべきなのかが誰も正解を知らないので悩みなんです。もっと言えば衣装やスタジオのセット、画面で使用するテロップの書体なども悩みです。厳粛にするからと言って全員が礼服というのもおかしいですし、かといってあまりにポップなのも問題です。今はどのような番組でもミスがあればクレームの嵐ですが、天皇陛下にまつわることとなればそれはとんでもない事態になります。しかし、誰も正解を知らないのでまだ明確な道筋が見えていません」(同)

 前例がない行事であるため、たしかに誰も正解がわからない。しかし、放送日は着々と迫っているのも事実だ。

「今現在も情報番組路線と報道番組路線の2案のほか、歌特番やバラエティ特番などの案も候補から消えていません。ただ、局長や役員レベルに判断を仰いでも誰も決断してくれないんです。前例がないためにわからないのもあるんでしょうが、自分が決断してバッシングを浴びれば責任問題に発展するため、上役は逃げているんです。そのため、放送すること自体はほぼ決まっていますが、細部が決まらずに時間だけが過ぎています。これで無事に放送ができるのかという声も増えてきています」(同)

 どのような性質の番組を放送するにしても準備は不可欠だ。世間には新元号が発表されたあとに急ピッチで仕事をしなければならない職種も多いと言われているが、責任逃れから決断が遅れれば、テレビ業界も同じように多忙な日々が待っているのかもしれない。

 すべてが初めて尽くしのため、バラエティや歌番組も含めて何が正解なのかは誰にもわからない。しかし、だからこそ誰かが勇気をもって決断してあげるべきだろう。

文=吉沢ひかる

以下ソース
https://tocana.jp/2019/03/post_85010_entry.html

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