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イギリスの母の日だった3月31日、イースト・ロンドンに位置するトレンディ地区ショーディッチの5か所の建物屋上に巨大な乳房のバルーンが登場した。「公共の場で女性がもっと自由に授乳・搾乳ができるように」といったキャンペーンの一環だという。『Irish Independent』『MyLondon』などが伝えた。

先月31日と4月1日にイースト・ロンドン屈指のアートスポット、ショーディッチに巨大な乳房が現れた。5か所の建物屋上に設置された乳房は空気を入れて膨らませたもので、肌の色や大きさも微妙に違っているようだ。

設置された乳房の高さは3〜6メートルと巨大で遠くから見てもかなりの存在感があり、この地区のあちこちで多くの観光客がカメラを片手に足を止める光景が見られた。またさすがのロンドンっ子もかなり驚いたようで、SNSではインパクトある乳房の画像が拡散し、「突然ビルの屋上に巨大な乳房が現れたよ。これはいったいどういう意味なのか知ってる?」「ショーディッチに来てみたけど、ビルの上に大きな乳房があるんだ。なんて素晴らしい場所なんだ」「これはエイプリルフールのジョークかい?」などと状況をよく把握できずにいるコメントが多く見られた。

『News24』によると、これは母の日に合わせ“公共の場での授乳・搾乳が、好きな時に自由にできるように”と展開された「自由に授乳を(#FreeTheFeed)」キャンペーンの一環で、ウェアラブル搾乳器などを手掛けるエルビー社(Elvie)により企画、設置されたものだ。

エルビー社CEOのタニア・ボラーさんは「女性は公共の場で堂々と授乳や搾乳をすべきであり、偏見により抑圧されるべきではありません。このキャンペーンが女性の授乳・搾乳について話し合うきっかけになってくれることを願っています」と述べている。なお同社が行った調査では、イギリスの45%の母親が「日々の生活を送るうえで自由に授乳をすることは困難であると感じる」と回答しており、ボラーさんは「その背景には仕事中などに授乳や搾乳をして肌をみせることはNGという世間一般の認識がある」と指摘している。

イギリスでは今年2月にも、エセックス州のカントリー・パークのスタッフが、授乳する場所を探していた女性にカーテンで仕切られた個室スペースを与え、母親が「気分を悪くさせられた。授乳行為は恥じるべきではない」と声をあげたことが報じられていた。

以下ソース
http://japan.techinsight.jp/2019/04/ac10440402.html

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