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 植物は触れられることを嫌がっていることが最新の研究で明らかになった。

 科学ニュース「Phys.org」(2018年12月17日付)によると、豪ラ・トローブ大学の研究者らが、植物は触れられると成長が著しく低下することを突き止めたという。実験に用いられたのはモデル生物として重宝されているシロイヌナズナだ。同研究は学術誌「The Plant Journal」に掲載された。

 研究リーダーのジム・ウィーラン教授によると、ほんのわずかなタッチでも、植物は大規模な遺伝的防御反応を起こし、繰り返し触られると成長も停滞してしまうという。

「人間、動物、昆虫のわずかなタッチ、あるいは植物同士が風で少し擦れただけでも、大規模な遺伝的防御反応が植物内で起こります。30分も触っていれば、その植物の全ゲノムのうち30%が変質してしまうほどです。こうした変質には莫大なエネルギーが消費されるため、成長が滞ってしまうのです。繰り返し触れ続けることで最大30%も成長が低下しました」(ウィーラン教授)

 わずかなタッチに植物が過剰なまでに防御反応を示すメカニズムはまだ分かっていないことが多いが、共同研究者のヤン・ワン博士によると、次のような可能性が考えられるという。

「植物が互いに近い距離で育つとどうしても互いに触れ合ってしまいます。おそらく成長を遅らせる防御反応は太陽光へのアクセスを最適化するものなのでしょう」(ワン博士)

 ウィーラン教授は、今回の研究結果は植物をより深く理解する上で重要なものだと語っている。たとえば、温度には従来通り敏感であるが、触れられることに敏感でない植物を交配によって生み出し、その植物がどうした特性を持つか調べることができるようになるという。

 もし、病気にかかりやすいようであれば、タッチに敏感であることが植物にとって欠かすことのできない能力であると分かるだろう。

 以前トカナでも報じたように、植物は従来信じられていたよりも遥かに多くの情報を処理していることが近年分かってきた。たとえば、「痛み」に似た感覚を植物が持っているとする研究もある。物言わぬ植物は何にも感じていないと思いがちだが、実は多様な感覚を持っているのかもしれない。今後の研究次第では、植物に対する意識が大きく変わっていくことだろう。

以下ソース
https://tocana.jp/2019/05/post_95157_entry.html

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