“逮捕なし”も“元院長の敬称”も「異常だ!」――。都内某所で20日に行われた各省庁のキャリア官僚OB、ノンキャリアOBの集会で交わされた衝撃的会話を本紙はキャッチした。話題はもっぱら池袋で起きた「母子2人死亡」の乗用車暴走事故だった。車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(87)について、OBは「逮捕されないのは不思議。『元院長』の“敬称”付きは異常だ!」と、警察などを批判する声が上がっていたという。やはり“上級国民特権”はある!?

 警視庁は20日、東京・池袋の事故現場に目撃者の男性を立ち会わせ、実況見分を行った。飯塚氏の乗用車が通過した都道を一部通行止めにし、当時の状況を詳しく調べた。

 見分は午前10時ごろ開始。捜査員が男性とともに道路を歩き、事故時の様子を確認した。捜査関係者によると、今後、飯塚氏にも現場への立ち会いを求めるという。

 事故は4月19日に発生。松永真菜さん(31)と長女莉子ちゃん(3)が死亡、8人が重軽傷を負った。飯塚氏と同乗の妻もけがをした。事故で胸の骨を折る重傷を負って入院していた飯塚氏は、18日午前に退院。その後、目白署で任意聴取に応じた。複数の警察官に付き添われて目白署前からタクシーに乗り込んだ。

 飯塚氏はこれまでの任意聴取に「ブレーキが利かなかった」などと話している。車の機能検査で異常は見つかっておらず、警視庁はブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性が高いとみている。

 20日夜に都内で開かれた各省庁のキャリアOB、ノンキャリアOBの集会では、池袋の暴走事故が話題にのぼった。

 ある省のOBは「被疑者である飯塚氏が退院して事情聴取されたのに、逮捕されないというのは、非常に珍しいというより不思議なケースです。やはり国家公務員の要職にあったことが重いのでしょうね。複数の命を奪っておいて、『元院長』と“敬称”がつくのは異常です」と語った。

 別の省OBは「当事者が『ブレーキが利かなかった』と申し立て、捜査機関が車の機能検査ではブレーキに異常がなかったと判断した。つまり、運転ミスで車に異常はなかったのに逮捕されていない。やはり、彼自身のキャリアが彼を救っているんでしょうか。名誉あるままの名称にしておくのはおかしい」と指摘する。

 退院した飯塚氏はつえ2本を使用し、足元がおぼつかない状態で目白署に現れた。身柄を拘束されないのは逃亡や証拠隠滅の恐れがないと警察がみているからともいわれており、確かに逃亡の恐れはないのかもしれないが…。

「けがは胸部の骨折。事故前までは、奥さんという大事な人を横に乗せて、車をきっちり運転できていた。しかも、足を使わずに手だけでアクセル、ブレーキを操作する身体障害者仕様になっていなかったから、健常者仕様を運転できていた。事故後、遺族に手紙を書ける気力もある。2人を死亡させたのに、逮捕されないのはどうしてなのか」(別のOB)

 高齢者が事故を起こして、その場で逮捕されているケースは多い。入院しても退院後、すぐに逮捕されることも少なくない。今回のケースには、OBたちが口をそろえ「逮捕されないのはふに落ちない」と話していたという。

 ネットを騒がせた「元大物の公務員は“上級国民”として扱われ、警察が手心を加えている」との臆測を全否定することはできないかもしれない。

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/incident/1402095/

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