早見俊『東西すごい人 セックス伝』

歴史作家・早見俊氏が、洋の東西を問わず歴史上の人物たちの性に関するエピソードをいろいろと紹介していくこのコラム。歴史に興味がある人はもちろん、そうじゃない人も楽しめること間違いナシですよ。

松永弾正久秀、戦国時代に興味のある方ならご存じですね。斎藤道三、宇喜多直家と共に戦国三梟雄(きょうゆう)と称されています。梟雄と言われたように、その生涯は陰謀と裏切りに満ちていました。

信長が家康に久秀を紹介した際の有名な言葉が残っています。「この老人がかの有名な松永弾正である。弾正は人の成しえないことを三つやった。すなわち、将軍足利義輝公を誅したこと、主家の三好家を滅ぼしたこと、そして東大寺の大仏殿を焼いたことだ。普通の者には一つとして成し遂げられぬ大業だ」。この時、久秀は深く恥じ入ったとか。

久秀は都を中心に畿内で権勢を誇りましたが、信長上洛後は信長に臣従します。それでも、一筋縄ではいかぬ男ゆえ、武田信玄が反信長の軍を起こすと、信長を裏切りました。しかし、信玄は病死、久秀は信長に詫びを入れ許されます。その後、今度は上杉謙信が信長打倒に軍勢を発すると再び反旗を翻します。ところが謙信も病死、久秀は信長から討伐軍を差し向けられ滅びました。

謀反と謀略に生きた久秀、さぞやエネルギッシュにセックスを貪ったと思いきや、これが意外にも節制を心がけていたのです。彼は家臣のためにセックスに関するハウツー本を作っています。以下、久秀が家臣に諭したセックスの心得を述べます。

女性がその気になっていない時には無理やりセックスをしてはならない、酔っ払った勢いで女性を犯してはならない、出産後一ヶ月以内の女性に求めてはならない、などです。ずいぶんと女性に気遣いを示していますね。また、東大寺の大仏を焼きながら、神社やお寺、仏壇の前でセックスをすることを禁じています。更に、屋外でセックスをすることにもダメ出しをしています。

男の立場に立った戒めもあり、腋臭でアソコが乾いている女性、頬骨が高く肌が荒れている女性、黄ばんだ髪で黒ずんだ顔の女性とのセックスを禁じました。そして、女性を満足させるのは決して男根の大きさではなく雰囲気を盛り上げて、女性が悦ぶ部位を刺激することだと家臣たちに説いているのです。戦国切っての梟雄は案外、女性と家臣思いの情け深い男であったのかもしれません。

以下ソース
http://www.dansen-web.com/article/detail/5860721/

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