し・か・し!!!

K氏の微笑はわずか5分後に消えました。その日の脱出ゲームのテーマは『脱獄』。ものすごく怖い看守が「お前ら、大きな声で返事をしろ!」と言い、わたしたちは「はい!!」と返事をしなければいけなかったのですが、K氏はプライドがあったのか返事をせず、そのせいでわたしたちは何度か挨拶をやり直しさせられたのです。

その後、牢獄に入れられ脱出ゲームがスタートしたのですが、K氏、まさかのボッ立ち!!!!みんながヒントを探して部屋中探し回っている間、K氏はさきほどの挨拶の件を怒っているのか、ムッとしたまま立ち尽くしていました。

あんた……そんなんじゃ、一向に距離が縮まらないよ……。

結局、リアル脱出ゲームは時間内に脱出できず、我々の心の距離は一切埋まらないまま、ホテルへ。K氏は「あの看守、何歳? 俺らよりずっと年下だよね?」とぐちぐち言うのですが、あれはああいうアトラクションだしさあ……。

ホテルに着くとK氏はわたしの腕をつかんで、ベッドに押し倒し、ぶっちゅーっと唇を押し付けてきました。

おいおい、距離感! 距離感!!

そのままK氏、服の上から荒々しくわたしの胸を揉み、スカートを無理やり下げようとするので、慌てて自分でスカートの紐を解きました。ちぎれるっつーの!

てか、K氏。『頭が良い』というわりには、ムードってもんをまったく考えてくれてないし、わたしの2万するスカートのこともちょっとは扱いに気を付けろよって話。

K氏のキスは『チュ』じゃなく『ぶっちゅー』と押し付けてくるキスなので、全然気持ちよくないし、パンツの上を乱暴にこすってくるので、これはパンツ脱いだらめっちゃ痛い手マンされるやつや、と思った白雪は前戯もそこそこに「もう濡れちゃった……いれたい」と言いました。

K氏に仰向けになってもらい、K氏にバレないようにこっそり自分で手に唾をつけてあそこに塗りつけましたよ……。

白雪が上に乗って動くと、腰を時々フン! って上に突き上げてくるんだけど、それも誰に習ったんだよ……ロデオに習ったのかい……?

今回の感想 なんで頭の悪い女がイヤなんだっけ……?

K氏は『頭の悪い女はお断りです笑』って書いていましたが、デート中、彼の頭の良さを感じることは一切できませんでした。
てか、K氏。めちゃくちゃ空気読めないし、お子様だから、ぶっちゃけ頭がよくない天然の女の子のほうが合うと思うんだけど……?
K氏が理屈っぽく何か言っても「わっかんなーい! あはは」って笑って返してくれる優しい女の子しか、相手してくれないと思うんだけどなあ。

終わり