派遣型マッサージ店の従業員の女性をレイプしたとして、強制性交罪に問われている元俳優の新井浩文被告(40)の初公判。新井被告側は「レイプ目的ではなかった」と否認したため、女性の“合意の有無”が争点に。真っ向対立する新井側と、検察側の女性に対する証人尋問では、AV顔負けの“淫語”まで飛び出す異様な展開となった。

9月2日午前10時、注目の初公判が東京地裁で開廷した。
ぼさぼさ頭でラフなファッションがトレードマークの新井被告だが、この日は黒のスーツに黒ネクタイで髪型も整え、神妙な面持ちで法廷入り。女性に謝罪の言葉は述べたものの、罪状認否では「暴力は一切やっていません。それと、同意があったと思っています」と、よどみない口調で潔白を主張した。
波乱は、その直後だった。裁判長から意見を求められた弁護側は次のように主張。

「性交した事実などはその通りだが、頭を両手でつかむことなどはしていない」
「女性の膣が濡れていたため、新井さんは同意したものと勘違い(誤信)して行為に及んだ」

つまり、レイプではなかったと強調したのだ。傍聴した司法クラブ記者が語る。

「強制性交罪は、刑法177条で、『暴行又は脅迫を用いて性交』した場合と規定されています。新井被告は、女性の膣が濡れていたのでOKサインだと早合点して挿入してしまっただけで、暴力や恫喝などをしたわけではなく、強制性交罪にはあたらないという趣旨です」

その後、別室で待機していた女性に対する検察側からの証人質問に移った。女性は、マイクを通じて詳細に当日の様子を証言した。
まず、当該のマッサージ店のホームページでは、従業員の顔と本名が記載されていることを指摘し、「実名顔出し店であり、性的サービスを前提とした業種ではない」ことを主張。同僚から新井被告について「手首をつかまれたことがある」と注意を促されるなど“問題客”だったと明かした。
当日の新井被告は総額1万8500円の90分コースを依頼。自宅に派遣された女性に対し、新井被告は冒頭から股間周辺にあたる「鼠径部」の重点攻撃を注文したという。

要求通り、女性が太もものマッサージをしていると、新井被告は次第に息遣いが荒くなり、

「もっと奥」
「コスって」

と手コキを求めた。興奮状態の新井被告は、拒む女性の手をつかみ、無理やり股間に押し付ける。行為はさらにエスカレートし、女性のTシャツをめくり上げてブラジャーをずり下ろし、強引にズボンとパンツまで脱がせた。

「舐めて」

新井被告のいきりたった陰茎を口元に押し付けられるも、女性は頑なに拒否。“強制フェラ”を諦めた新井被告は、女性の上に乗り、必死に陰部を押さえて防ごうとする女性のガードをこじ開けて遂に挿入に至った。

「はぁ、はぁ」

一方的に腰を振り続ける新井被告が絶頂に達することを察知した女性は、「中で出さないで」と懇願。新井被告は腹出しでフィニッシュを迎えたというのだ。

「悪いことしちゃったね」

新井被告はこう言うと、5万円を女性のバッグに押し込んだ。

女性は時折、涙ぐんだような声で新井の悪魔の所業を暴露。

「胸を舐められたのは1分、陰部を手で触られたのは30秒」

と、前戯がごくごく短時間だったことも明かし、合意ではなく無理やり挿入されたことを、より印象付けようとしていた。

続いての弁護人からの質問も過激だった。レイプの根拠として検察側が主張する「膣内出血」について、

「これまでにも性行為の際に出血したことがあるのではないですか?」

などと女性に質問。また、新井被告がズボンとパンツを脱がせた際、女性が腰をベッドに下ろしていたことにも繰り返して言及。ズボンに破損の形跡がなかったことから、下半身の着衣を脱がせやすいように、女性が自ら腰を浮かせた可能性を示唆した。

「新井被告が強制口淫を求めた際のやりとりに関する質問では、弁護士から『フェラ』などといった文言まで飛び出しました」(前出・司法記者)

続く

以下ソース
https://wjn.jp/article/detail/1420204/
https://wjn.jp/article/detail/2178227/

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