さらに、示談金の金額も明らかになった。

「通常、200〜300万円が相場とされる示談金を、新井被告側は2000万円提示したにもかかわらず、女性はこれを拒否している。理由は、『刑務所に入って反省してほしい』から。しかし、新井被告は“今回の事件は自分を貶めようとする勢力にハメられた”と思っているフシがあり、“黒幕”の存在をほのめかすような質問もしていました」(同)

新井被告が問われている罪は、一昨年の法改正で「強姦罪」から「強制性交罪」に変更され、懲役刑が最低でも5年と厳罰化されている。有罪となれば原則的に執行猶予は認められないが、示談ができれば執行猶予がつく可能性もゼロではない。

「新井被告の弁護士は、手術直後の女性患者の胸を舐めたとして医師が準強制わいせつの罪に問われた裁判で、女性の訴えは麻酔の影響による“せん妄”がもたらした『性的幻覚』だと主張して無罪を勝ち取った凄腕です。今後の展開次第では無罪判決まであり得ますよ」(全国紙記者)

次回公判では、新井被告への質問が行われる。

終わり