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 今回取り上げるのは“稲ちゃん”こと、アインシュタイン稲田直樹。急角度にしゃくれたアゴがトレードマークだが、テレビ露出も急角度で上昇中。「よしもとブサイクランキング」では3年連続1位で殿堂入りを果たし、相方の河井ゆずるは2019年の同「男前ランキング」で1位と、“分担”がわかりやすい。

 目下コンビで『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)、『サンデー・ジャポン』(TBS系)、『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)などなど、主要な「顔見せ」番組を席巻。バラエティ界で「1周目」を回っている。

 河井の同期芸人には、かまいたち、和牛がいるが、昨年までだいぶ差がつけられていた。ただこれら2組が意外と頭打ちというか、安定してしまった感がある一方、勢い的には彼らのほうが勝っている。

 快進撃のキッカケは、今年1月の『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)で、稲田がMVS(Most Valuable すべらない話)に選ばれたことが大きいだろう。色を識別できるスマホアプリで額の色を確認すると、「銀鼠(ぎんねず)色」「甕覗(かめのぞき)色」という聞いたこともない色の種類が割り出されたという話から始まり、美容専門学校の実習で、稲田の女装メイクを担当した学生が担任に「私の奴だけムズい」と相談していた話と、名刺代わりのブサイク話でたたみかけ、初登場にして初優勝をさらった。

 思えば、これまでのブサイク芸人は、どこか卑屈で恨みがましい性格だった。だが稲田 の場合は、自らのブサイクエピソードを、普段の挨拶のように事もなげに話す。その淡々とした描写が、絶妙に悲哀を感じさせてくれる。ただ、不思議とあまりかわいそうとはならない。

 ほかにも「大阪の珍しいお店を写真に収めようとしていた外国人観光客の前を横切ろうとしたら『ホワッツ?』と言われた」「自分の先を飛んで行ったセミが振り返り、二度見した、」「ポストになぜか投函してあった古びた辞書の折り目のついているページを開けたら、『下アゴ』という言葉に赤くアンダーラインが引かれていた」など、これまでのブサイク芸人より数段レベルが上の話ばかりだ。

 稲田に訪れた活況は、そうした“先輩”たちの身辺変化が影響している。出れば悲鳴が上がっていた南キャン・山里亮太は地道にトークを磨き、いまやMCの座を次々と手にしている。アンガ田中卓志も、親友・山里の結婚によって少し風向きが変わってきた。フット岩尾望はブサイクだがオシャレという道に進み、純度としては低くなっている。既存のブサイク芸人も落ち着いてきた中、新たな人材を求めるのは自然なことだろう。

 また、最近のお笑いコンビの傾向として、相方を自由に泳がせて、締めるところは締めるという「見守り型」が増えている。せいやと粗品の霜降り明星しかり、草薙航基と宮下兼史鷹の宮下草薙しかり。アインシュタインの場合も、河井がうまく後方支援をしてくれている。もし河井の稲田への“アタリ”が、フット後藤輝基のように強かったら、稲田の個性は半減していただろう。

 彼らのコンビ名の由来になったのはもちろん、今年、生誕140年を迎える物理学者アルベルト・アインシュタイン。だが、女性ファンから「かわいい」と言われる現象は、天才も解き明かせない難題だろう。逆に稲田たちに与えられた課題は、夜7時台・8時台と比較的浅い時間帯のゴールデンに出られるかということ、ブサイクエピソードをたまに話しに来るだけにとどまらず、東京でのレギュラー(準レギュラー)を確保し、定位置を見つけることだろう。いち早く、自分たちの成功方程式を見つけてほしいものだ。

以下ソース
https://www.cyzo.com/2019/10/post_218864_entry.html

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