10月12日、台風19号の大雨と暴風によって街の至る所から水があふれ出し、「住みたい街」ランキングの常連として知られるJR・東急東横線の武蔵小杉駅の一帯は冠水。駅前の高級タワーマンションは地下の電気設備が浸水して故障し、エレベーターやトイレが使用できなくなるなど“パニック状態”に……「ムサコマダム」という言葉も生まれた人気エリアのイメージは瓦解した。

 しかし、あれから2カ月以上が経過し、ムサコは落ち着きを取り戻している。

「恐らく嫉妬心からだと思いますが、『浸水した水に糞尿が混じっているのではないか』と揶揄したり、ネット上では『ウンコマンション』なんてひどい言葉も飛び交い、精神的に傷つきました。でも、今は汚泥などもすっかり除去され、街はかつての状態に戻りました。むしろ、プラスの面すらあったと思います。以前は何となくドライな感じの街でしたが、防災意識が高まったことで、住人同士の連帯感が生まれた印象です」(あるタワマン住民)

 浸水による入場規制で長蛇の列ができた武蔵小杉駅も通常の混雑具合に戻った。もちろん、タワマンの最上階からエントランスまで階段を使って上下する住民も今はいない。しかし、ムサコが完全に息を吹き返すには、もうしばらく時間が必要のようだ。

 住宅ジャーナリストの榊淳司氏が言う。

「あの台風で被害を受けたタワマンは、不動産業界で言う『事故物件』になってしまいました。売却を手掛ける業者は、購入希望者にきちんと説明する必要があります。ジワジワと物件価格にも影響が出てきそうです。台風前に1億円近くの価格で売り出していた物件が9000万円に急落することはないでしょうが、これまで2カ月で売れた部屋が1年近くかかるかもしれません。急な転勤などで売り急ぐ必要が生じた人が、相場よりも低い価格で売却せざるを得なくなるケースも出てくるでしょう。住民は20年の台風シーズンの到来を固唾をのんで見守っているはずです。もう一度、駅前が川のような状態になったら、いよいよムサコの失地回復は難しくなると思います。逆にそうならなければ、街のイメージは徐々に回復していくはずです」

 ムサコマダムたちは心中穏やかではないか。

以下ソース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/267010

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