山口敏太郎のUMA図鑑

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中国で捕獲された奇妙な魚(ユーチューブから)

 現在、ツイッター上で奇妙な生物を描いたイラストが多くのユーザーによって投稿されている。その生物は「アマビエ」。昔、江戸時代に肥後の国に出たという妖怪だ。

 アマビエは弘化3(1846)年、肥後の国(現在の熊本県)の海に現れたという。4月中旬ごろ、毎晩のように海中に光るものが現れたため、役人が現場に赴いた。そこには光り輝く奇妙な生物がいた。足ないしは尾びれは3つまたに分かれ、全身はウロコで覆われており、頭部には長い髪があった。顔にはくちばし、目はひし形をした人と魚を混ぜたような姿をしていたそうだ。

 生物は役人に「自分は海中にすむアマビエである」と言い、6年間の豊作の後に疫病がはやることを予言。自分の姿を写した絵があれば病を防ぐことができると言い残して去った。

 その後、江戸時代にこの生物の姿を描いた絵が流行。このアマビエについては姿や特徴の似た「尼彦入道」や「アマビコ」「アリエ」などの妖怪も存在しており、いずれも名前が似ていることから「ある地域で人気になった予言する妖怪」の噂が別の地域に移ってまたはやる、といったことを繰り返していたと考えられている。

 さて、当連載は未確認生物の情報を取り上げるものであるからして、江戸時代に出現した「詳細な目撃証言や記録の存在する妖怪」を多数紹介している。

 アマビエも詳細な目撃証言はあるが、他の妖怪と違って大きさや体の特徴についての詳細は記されていない。風聞しか情報がないため、未確認生物とは言いづらいのではないかとなるが、実はごく最近に中国でアマビエらしき生物が捕獲されていた!?ということが判明して、話題になっている。

 2018年6月、中国南西部の貴州省貴陽市で奇妙な魚が捕獲されて話題になった。大きさは約60〜70センチ程度。体は普通のコイ科の魚のようだが、額の部分が肥大して丸く張り出しており、口は普通の魚と比較するとだいぶ下の方に向いており、まるで鳥のような頭が魚の体についているような姿になってしまっているのだ。

 結局、この魚はアジアや米国など広い地域で生息が確認されている淡水魚のソウギョの奇形だったことが判明しているが、このような奇妙な頭に変形した個体はこれまで発見されていない。中国で深刻化する環境汚染の結果とも考えられているが、中国で新型コロナウイルス感染症が出てくる数年前に姿を現したため、まるでアマビエのようだと話題になったのだ。

 環境汚染の結果、生まれた生物が予言獣と同じような姿になり、数年後に病気が流行する…偶然とはいえ、長い時を経て似た現象が発生したというのは非常に興味深いことだといえよう。

https://www.youtube.com/embed/qZKLbXdVMFw

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/column/yamaguchi/1792260/

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