3月に入ってからアメリカ、ヨ−ロッパにおいて、新型コロナウイルスの感染が急激に
拡散した。1月〜3月の感染拡大の流れを見ると、西欧圏と東洋圏の感染拡大率に大き
な差がでている。西欧圏が高いのは、土足、ハグ、そして、マスクをつける習慣がない

今回のウイルス感染で大きな差がでたのは、西欧圏の人々が土足、ハグによる拡大も
要因としてあるが、最大の要因は、マスクをつける習慣がなかったことと考えられる。

NHKでの新型ウイルスの飛沫感染とマイクロ飛沫感染(5マイクロメ−トル以下の
ウイルスを含んだ浮遊する極小粒子)が室内空間で拡散する実験映像が公表された。

このマイクロ飛沫が室内空間に浮遊し、そして、もともと密閉空間に大量に浮遊して
いるダスト(ほこり)と結合し、いつまでも室内空間を浮遊し続ける。

ウイルスが大量に付着したダスト(エアロゾル=ほこり)は1〜10マイクロメ−トル
であり、このウイルスが付着したダストを密閉した室内空間で呼吸するたびに肺へ
吸い込んいるのである。

このウイルスの付着したダストを吸着・防塵するのがマスクであり、マスクの効果
は非常に大きい。東洋圏の人々は、もともとマスクをつける習慣があったことが
今回の感染確率の拡大の差となったと考えられる。