新型コロナウイルスは当初、高齢者や既往症のある人が重症化し命を落とすと考えられていました。ほとんどの人は軽い症状で終わるという認識でした。しかし、世界中にウイルスが蔓延するなか、その様相が少し変わりつつあります。

 3月26日に国連のグテーレス事務総長が、発展途上国で爆発的な感染拡大が起これば、ウイルスが「突然変異」するリスクについて言及しました。新型コロナウイルスは「人から人への感染」を重ねるごとに、少しずつその性質を変えているということです。

 イタリア政府は22日に、この新型コロナウイルスの犠牲者(死亡例)は平均して発症から8日で亡くなっていると発表しました。医療崩壊で人工呼吸器が足らず、対処できないことが死亡数を増やす大きな理由です。しかし、元気でピンピンしていた人が、たった8日で呼吸器なしでは生きられなくなる進行の早さは恐怖です。誰もが例外ではないと認識して行動してほしいものです。肺炎や喘息を経験したことがある人はわかるかもしれませんが、自力での呼吸が困難になるということは想像を絶する苦しさを伴います。

 コメディアンの志村けんさんは検査陽性発覚後、わずか7日後に亡くなられました。志村さんの場合は喫煙歴のある70代ということも関係したのでしょうが、発症からたったの2週間という早さでした。日本中が驚き、悲しみに暮れました。日本最高レベルの医療機関でも命を救えなかったことに不安を感じた人も多いようです。

 海外では、爆発的感染拡大が続くなか、ウイルスが人から人への感染を重ねることで変異しより毒性が強い新型コロナウイルスが猛威を振るっているのではないかと言われています。
(参照※Genomic epidemiology of hCoV-19)

 だから、東京都も外出を控え、感染拡大を防いでほしいと要請したわけです。

 さて、感染の拡大を受けて自衛隊病院でも新型コロナウイルス感染者を受け入れています。

 ダイヤモンド・プリンセス号対処時に、自衛隊病院の新型コロナウイルス患者受け入れが始まりました。自衛隊中央病院は収容したすべての感染者のCT画像を撮影し、論文にしています。英文で世界に発信された論文は治療や研究に役立っています。

 その自衛隊の論文では無症状の場合でも肺炎の影が認められました。それによると

@無症状の方 → 間質性の炎症が主体
A有症状の方 → 間質性の炎症に実質性の炎症が加わる

 という所見が出ています。

 新型コロナウイルスについて多くの人が「風邪みたいなもんでしょ?」とか「季節性インフルエンザのような程度のもの」という認識です。でも、そうではない。無症状の人にも間質性の炎症が見られると自衛隊病院の論文が教えてくれました。考えてみて下さい。この病気は別名「新型肺炎」といわれており、「肺炎」を起こす病気です。

 風邪やインフルエンザのように馴染みのある病気と違い、私たちは肺炎という病気の症状をあまりよく知りません。肺炎にも軽症から重症までさまざまな段階があります。この病気は肺炎の成り立ちを知らなければ理解できません。

 ということで、「肺炎」について超簡単な説明をします。

 肺は、ミクロで見ると「海ぶどう」のようになっています。その海ぶどうのプチプチのなかに空気があると想像して下さい。そのプチプチの膜の外側には毛細血管があります。

 いわゆる普通の肺炎(実質性肺炎)では、バイ菌が海ぶどうの内側から侵食します。すると、プチプチのなかに痰が溜まり、時に出血してピンク色になります。そして咳をすることで、このバイ菌だらけの痰を排除しようします。

続く

以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1657329

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