アダルトムービーが性的反応に与える影響はよくわかっておらず、特に「アダルトムービーを見る女性」に関する研究はごく少数です。アメリカとハンガリーの女性を対象とした性生活関連の大規模調査によって、「自慰行為中にアダルトムービーを視聴する女性は、オーガズムに達しやすい」という結果が示されました。

女性のアダルトムービーの視聴と性生活の関連について研究を行ったのは、アメリカのヴァルパライソ大学の研究チーム。研究チームはアメリカとハンガリーの18歳以上の女性2433人に、匿名で性生活に関連するアンケートに答えてもらいました。

調査の結果、アダルトムービーの視聴頻度は自慰行為やセックスなどの性生活における「肯定的な結果」に関連していることがわかりました。アダルトムービーを頻繁に見る女性は自慰行為において、性的興奮を得やすく、オーガズムに達しやすく、オーガズムによる快感が大きい一方で、オーガズムに達するまでの時間は長くなるとのこと。同様に、パートナーとのセックスにおいては、アダルトムービーの視聴頻度が高いほどオーガズムに達しやすいことがわかりましたが、オーガズムに達するまでの時間は長くかかるようになるという結果が得られました。

加えて、「どういった女性がアダルトムービーを見ている確率が高いのか」ということも調査結果は明らかにしています。調査によると、「閉経前」「持続的な不安や抑うつを感じている」「非異性愛者」「2人以上のパートナーがいる」「アメリカ人」という条件に当てはまる女性は、自慰行為中にアダルトムービーを視聴している確率が高いとのこと。また、不安や抑うつに伴う学業成績の低下が性的不感症に関連することや、不安と抑うつが関係満足度と性的満足度の低下と関連していることも示されました。

英語圏に存在する「アダルトムービーをよく見る女性は性的不感症である」という偏見について、筆頭著者を務めたSean M. McNabney氏は「この偏見は事実ではないどころか、実際には自慰行為中にアダルトムービーを視聴する女性はパートナーとのセックス中にオーガズムに達しやすいという結論が得られました」「アダルトムービーを視聴することと性的関係についての満足度の間に関連は見られず、性的関係についての満足度は他の要因にかかっていると考えられます」と述べ、問題の偏見を一蹴しました。

なお、McNabney氏は今回の研究に関する注意点として、「アダルトムービーを見ないとオーガズムに達せないような『ポルノ依存症』といえる女性が存在しているかどうかについてはわからない」「回答者がアダルトムービーをどう思っているかはわからない」という点を挙げており、今回の研究結果が「アダルトムービーの視聴と性機能の間の関連性を示すだけのもので、因果関係については言及したものではない」ということを強調しています。

以下ソース
https://gigazine.net/news/20200614-women-use-pornography-better-sexual/

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