0001逢いみての… ★
2020/06/23(火) 00:47:13.77ID:CAP_USER解錠後に「ありがとう」の手紙とともに返送された鍵。こちらこそありがとうございます
「ダイヤルキー開けます。」。2月の中旬、そんな不思議な仕事をフリマアプリ「ジモティー」で見つけた。各地でマスクの品薄・価格高騰が発生。ジモティーへの出品状況を調べていたときだった。
「4桁までのダイヤルキーを開けます。当方障害者の作業所で根気よく1番号づつ(ママ)確認して解錠します! ぜひ持ち込みでも郵送でもお待ちしております」
自転車用の鍵を中古で購入したが、3桁の番号がわからなくなっていたところだった。指定された東京都足立区の「のんの作業所」に持ち込んでみた。依頼料は破格の「50?100円(切手でも可)」。
切手を貼った返信用封筒と、工賃の50円切手をスタッフに渡した。1週間もしないうちに、開けられた鍵が返ってきた。解錠担当者直筆の「ありがとう」のメモも同封してくれていた。
解錠後に「ありがとう」の手紙とともに返送された鍵。こちらこそありがとうございます(加工は編集部) 解錠後に「ありがとう」の手紙とともに返送された鍵。こちらこそありがとうございます(加工は編集部)
解錠サービスについて、作業所に取材を依頼し、相談支援員へのインタビューを3月下旬に実施した。その1週間後に作業の様子も取材するはずだったが、感染対策のため、作業所は3月31日から休業することになった。
緊急事態宣言が解除された5月26日から段階的に作業を再開し、6月中旬になってコロナ前の状態に戻ったところで、ようやく取材もかなった。
「のんの」は株式会社てっぱんが運営する障害福祉サービス事業所の1つだ。知的障害者や精神障害者らが働く「就労継続支援A型・B型事業所」として、レストラン・惣菜販売、そして「ダイヤルキー解錠」も行なっている。
コロナ休業中、利用者は自宅やグループホーム(共同生活援助事業所)で鍵開けなどの作業を続けていた。
3月末には十数個あった鍵は、6月の取材日には残り1個になっていた。感染対策のため、鍵の募集を一時的にお休みしていたからだ。
のんのには3人の「鍵開け名人」がいる。楠原さんによると、名人たちは、ダイヤルキーを手にすると、3?4桁の番号を「0000」から、「0001」、「0002」。1番号ずつカチカチと回し始め、ときには十数分、長い時には何時間でも根気よく取り組み、「鍵が壊れていなければ、必ず開けてしまう」のだという。
「楠原さんによると」と書いたのは、実際の解錠を見ることができなかったからだ。本当であれば名人の1人、Aさんに作業の様子を見せてもらう予定だったのだが、約束の時間の前にグループホームに帰ってしまっていた。名人は気まぐれである。
かわりに、Bさんにお願いしたが「このタイプ(4桁)は開けない」とお断りされた。名人はこだわりも強いのだ。
鍵を開ける作業は2015年ころから始まった。作業所が譲り受けたロッカーに取り付けられていたダイヤルキーを、1人の利用者が見事に開けたのだ。
「彼が笑ったところを見たことなかったのに、手を叩くはヨダレを流すは、すごいはしゃぎよう。私たちも『そんなにうれしかったの?』と驚いて、それからもっと鍵を開けてもらうことにしました」(楠原さん)
職員らが自宅から持ってきたダイヤルキーを、名人たちは持ち込まれるそばからすべて解錠し尽くしてしまった。
「今度は作業所の外に『ダイヤルキー募集。開けます』の張り紙をして、鍵を集めました。よく集まるのは自転車の鍵ですね。不動産屋さんもよく来られます。鍵を入れるキーケースの番号がわからなくなっちゃうそうです」
「ジモティー」に掲載したのはだいたい1年前。記者は直接持ち込んだが、ジモティー経由の依頼者のほとんどが郵送してくるそうだ。4月までは1週間に2個のペースで開けていたという。
「正直諦めてる」と話していた依頼者が「すごいね。本当に開いたの?!」と喜ぶ顔も、利用者には報告している。
続く
以下ソース
https://www.bengo4.com/c_5/n_11372/
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