0001逢いみての… ★
2020/06/25(木) 00:53:38.74ID:CAP_USERしかし新たにハンガリーで行われた研究では、魚の卵もまた、鳥に食べられることで別の湖に運ばれることが示唆されました。
鳥に大量の卵を食べさせる実験を行った結果、魚の卵は鳥の消化機能を生き延び、糞として排出された後に孵化することが確認されたのです。
食べられた魚の卵が特殊だったのか、鳥の消化機能が「ガバガバ」だったのか……いったいどうしてこんなことが起きたのでしょうか?
淡水湖の生態系を調べている研究者にとって、孤立した湖に存在する魚の存在は長い間、謎でした。
特に標高の高い場所にあり、他の湖と川で繋がっていないカルデラ湖のような湖は、外部から魚が侵入する余地はありません。
しかしどんなに孤立した湖にも、近くの淡水系と遺伝的に近い魚が住み着いています。
これまでは、そのような「不思議な拡散」は鳥が咥えていた魚を落としたり、足や羽に付着した卵が水鳥によって空輸されるなど、イレギュラーの結果であると考えられていました。
ですがハンガリー、ドナウ研究所に勤めるAdamLovas-Kiss氏は既存の説に納得できませんでした。
これらの説はいわゆる俗説であり、どれ一つとして科学的に証明されたものではなかったからです。
そこでAdamLovas-Kiss氏は、植物の種の拡散を模倣した、独自の仮説を構築しました。
すなわち、魚の卵も植物の種のように、鳥に食べられることで他の湖に拡散している…とするユニークな説です。
しかし問題は、どうやってそれを証明するかでした。
仮説の証明にあたり、AdamLovas-Kiss氏は最もシンプルな方法を試みました。
魚の卵を500個集め、8羽のカモに食べさせたのです。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/06/0fa85cc4209fcee8b40038c0942fb7b0.png
食べさせた卵は侵略的外来種として知られている2種類のコイ科の魚(ギベリオブナとヨーロッパ鯉)であり、全て人工受精後に食べさせました。
そしてカモが糞をするのを待ちました。
幸い、予想より早く食後一時間ほどで糞が排出されはじめます。
AdamLovas-Kiss氏はさっそく糞から卵を探す作業を開始しました。
結果、6匹のカモから18個の形状的に無傷な卵の採取に成功し、そのうち12個は十分生存に足る状態にあることがわかります。
また興味深いことに、オス鳥はメスより多く無傷な卵を通したことがわかりました(メスの5倍)。
AdamLovas-Kiss氏は集めた12個の卵を孵化チャンバーに移し、成長を促しました。
すると、12個の卵のうち2個から稚魚がうまれてきました。
2匹のうち1匹はギベリオブナで、もう1匹はヨーロッパ鯉の稚魚であり、生存率を計算したところ0.2%であることがわかりました。
この数値は決して高くはありませんが、長い時間を考えれば、孤立した湖に卵を運ぶには十分な数値です。
また一部のコイは単為生殖を行うことが知られており、1匹のメスの稚魚から多くの子孫をうみだすことが可能とされています。
今回の研究により、食べられることで繁殖する能力が、脊椎動物でも確認されました。
鳥の体(消化器官)は魚の卵を湖から他の湖に運ぶ箱舟としても機能していたのです。
続く
以下ソース
https://nazology.net/archives/63129
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