20代の男性会社員・Cさんは最近、お酒が飲めないことに悩む後輩を、「むしろ得している」と励ましたばかりだ。

「僕はお酒の失敗が多くて、カラオケ屋のガラスを破壊して弁償したり、コンビニののぼり旗を家に持ち帰ったりとひどいことばかりでした。そういうことを武勇伝みたいに語る人もいますが、ダサいですよね……。そもそも大勢のお酒の席で聞かされる話はろくでもないものばかりなので、最近、新しく出会った人にはあまり飲めないということにして、お酒の量を減らしています。ほどよい距離感が保てて、いいですね」(Cさん)

 お酒を飲めないという“偽装”。煩わしい会社の慣習や人間関係を避けられる自己防衛術のようだ。