6日の新規コロナ感染者は、都内で5日連続3ケタとなる102人、全国で176人が確認された。そんな中、6日、専門家会議に代わる分科会が初会合を開催。感染対策の徹底を前提に、予定通り今月10日からイベント開催の条件を緩和する方針を示した。重症者が少なく、医療体制が逼迫していないことなどから、4月の緊急事態宣言の頃と現在では状況が異なるとの認識で一致したという。

 西村コロナ担当相や小池都知事は「医療提供体制の確保」をやたらと強調する。小池知事は都内の病床を現在の1000床から、4000床まで段階的に確保することにしている。都の入院患者は今月1日時点で280人だったが、5日は369人と着実に増えているものの、病床に「余裕あり」というのだ。

 しかし、東京由来の感染が少なくない埼玉県に目を向けるとビックリだ。

 埼玉の入院患者は、ピークだった4月30日の286人から先月19日には19人まで減っていた。ところが、そこから反転。今月5日は、前日から15人も増え、130人になった。

 もともと埼玉は病床が不足気味。最新の病床の見通しについて県はこう話す。

「感染拡大を踏まえて、現行の240床から600床を確保するように調整しています。埼玉県で東京由来の感染が増えても、東京の病床を融通してもらうことは考えていません」(医療整備課)

 小池知事がいくら「東京の4000床」を強調しても、お隣の埼玉は増やしてもたったの600床。すでに2割が埋まり、都からの融通もない。

 先月19日公表の専門家会議の第2波シミュレーションによると、埼玉の入院患者数は、感染が生産年齢人口(15〜64歳)中心で1351人、高齢者中心なら5293人だ。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が言う。

「今のように、都が医療体制の確保を理由に感染防止対策に消極的な状況が続けば、隣県である埼玉の感染は拡大し、600床はあっという間に埋まるでしょう。埼玉は軽症者を受け入れるホテルなど宿泊施設も圧倒的に少ない。埼玉は医療崩壊に陥る恐れがあります。そもそも、首都圏は一体化しています。都の4000床だけをみて『大丈夫だ』と議論するのはまったく意味がありません」

 都の「4000床」を強調する小池知事には、埼玉の病床不足は眼中にない。小池知事の再選は埼玉県民にとって大迷惑だろう。

以下ソース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275650

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