0001逢いみての… ★
2020/07/16(木) 00:03:28.77ID:CAP_USER主人公の月野うさぎを筆頭に、中学2年の女子たちが悪と戦う『美少女戦士セーラームーン』。’92年に武内直子が少女漫画雑誌『なかよし』で連載を開始し、単行本の累計発行部数は2000万部を超える。それに次いでアニメが5年にわたり放送され、最高視聴率は16.3%を記録。決めゼリフ「月に代わっておしおきよ」を覚えている読者も多かろう。少女たちに絶大な人気を誇った同作だが、中には「性の目覚めに繋がった」と語る女性たちもいる。そんな彼女らに当時を振り返ってもらった。
今でも裸を彷彿とさせるセーラー戦士の変身シーンは語り草だ。「変身するとき、体のラインがくっきり出ていて、エロいんだけど色合いがすごく綺麗で神秘的でした」(33歳・主婦)という声や、「その場面に父親が居合わせてしまい、何とも言えない気恥ずかしさを感じた。父親に男性性を想像してしまって嫌だった」(34歳・銀行)など、少女たちにとってはかなり衝撃的だったようだ。
同様に、戦闘シーンの描写も少女に意外な爪あとを残した。
「敵に縛られたりヌメヌメした触手でいたぶられたりと、“ヒロピン”(ヒロインがピンチ)シーンほど声や体勢がエロゲーみたいで。同人誌やゲームにハマったのもその影響かも」(31歳・主婦)
「なにかと凌辱される場面をよく見てきた影響か、自然と私もM願望が強くなった気がする」(34歳・アウトドアメーカー)
と、新たな扉を開けた女性もいるのだ。
「第1期に登場するダーク・キングダム四天王の一人、クンツァイトとのバトルがすごい。電撃や炎、風圧でバタバタと戦士たちが倒れて、そのときの声が完全に喘ぎ声や絶頂に達するときの声なんです。敵の声も野太くて渋いので、余計にエロい。俺様キャラで男っぽいところも素敵。そのせいで今では好きな声だけで感じちゃう、筋金入りの声フェチになりました」(33歳・金融)
ほかにも、同性同士の恋愛を彷彿とさせるシーンも豊富だった。レズビアンの女性はこう語る。
「ファンの間では『百合界のカリスマ』とも言われる2人の女性戦士“はるみち”カップルのラブシーンもすごく多くて。天王はるかが海王みちるに、『みちるが僕以外の誰かに目を向けるのが許せない』とか、『寝言はベッドでしか聞かないことにしている』って、甘すぎるセリフをさりげなく連発するんです。それ以外にも、敵のダーク・キングダム四天王の2人の男性クンツァイトとゾイサイトは相思相愛で、いわゆるボーイズラブに近い仲です。
でも、命令違反を理由にゾイサイトが処刑されてしまう。最後に愛する人に優しく抱きかかえられ、花びらが舞う中『お慕いしておりました』と微笑みながら絶命するゾイサイト。多くを語らずとも唇を噛みしめるクンツァイト。今思うと、『いろんな愛のかたちがあっていいんだ』と、性別の垣根は低くなった気がします」(32歳・保育士)
このように、女性たちに多大な影響を与えたセーラームーンだが、そもそもなぜこれほどまでに人気を集めたのだろうか。少女漫画研究家の和久井香菜子氏は、設定の斬新さを理由に挙げる。
「女性らしさを残しつつ、戦隊を組んで戦うという設定はセーラームーンが最初です。ストーリーやキャラクターが作り込まれているからこそ、少女がセーラー服で戦うという斬新なアイデアが成り立っているのです」
20年以上がたった今でも彼女たちは当時を昨日のことのように思い出して語る。セーラームーンの“性のインパクト”は計り知れない。
「戦闘といえば直接体にダメージを与えますが、セーラームーンは少年漫画のような血しぶきや暴力的なシーンはあまりありません。ダメージを想像させずに戦わせようとすると、拘束したり気を失わせることでピンチを表現するようになる。結果的に触手責めや、緊縛といったエロ嗜好を想起させることになったのではないでしょうか。喘ぎにも似た悲鳴には五感を刺激されます」(和久井氏)
続く
以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1667555